Hosted Email Securityでは、MTA接続レベルの「接続ベースフィルタ」を通過したメッセージについて、コンテンツを調べて、ウイルスなどの不正プログラムが含まれていないかどうか、スパムメールでないかどうかなどを判断します。このフィルタのことをメッセージレベルのコンテンツフィルタと呼びます。

コンテンツフィルタには次のテクノロジが統合されています。

  • パターンファイル (またはスパムシグニチャ)

  • ヒューリスティックルール

  • 機械学習 (または統計的フィルタ)

  • Webレピュテーション

  • DomainKeys Identified Mail (DKIM) 検証

  • Domain-based Message Authentication, Reporting & Conformance (DMARC) 認証

  • Time-of-Clickプロテクション

Hosted Email Securityで適用されるコンテンツフィルタは次のとおりです。

  1. スパムメールとフィッシング

    Hosted Email Securityは、ネットワークからブロックしたいコンテンツがメールメッセージや添付ファイルに含まれていないかどうか分析します。

  2. 不正プログラム (ウイルス、スパイウェアなど)

    Hosted Email Securityは、トレンドマイクロのウイルス検索エンジンを使用して不正プログラムを検出します。ウイルス検索エンジンは、メッセージや添付ファイルを既知のウイルスのパターンと比較します。さらに、Hosted Email Securityは、ヒューリスティックな検索技術であるTrend Micro MacroTrapを使用して、既知と未知とを問わずMicrosoft Officeファイルに含まれるマクロウイルスを検出します。

  3. Hosted Email Securityポリシールール

    ポリシールールは、メッセージポリシーをメッセージトラフィックに適用する手段です。Hosted Email Securityポリシールールを使用すれば、ユーザの迷惑になる個人的なやりとりや添付ファイルなど、不適切と判断されるコンテンツを効果的に管理できます。

    ヒント:

    Hosted Email Securityの初期設定のルールでは、検出されたウイルス、不正なコンテンツ、フィッシング、およびスパムメールがすべて隔離されます。

    ポリシーの設定」を参照してください。