アカウントにドメインレコードがない場合、Hosted Email Security管理コンソールにログオンすると、[ドメインを追加] 画面にリダイレクトされます。この場合、手順1と2をスキップしてください。
- [ドメイン] をクリックします。
- [ドメイン] 画面で、[追加] をクリックします。
[ドメインを追加] 画面が表示されます。
- [全般] で、次を指定します。
ドメイン名: 追加するサーバで管理されるメールアドレスのアット記号 (@) の右側にある文字をすべて入力します。
ライセンス数: シート数は、ドメイン内の実際のメールユーザ数に対応します。
- [受信サーバ] で、次を設定します。
受信者: 受信者にはワイルドカード (*) を指定したり、厳密なメールアドレスを指定することができます。メールアドレスのローカルの部分を指定してください。
IPアドレスまたはFQDN: FQDN (完全修飾ドメイン名) とは、ホスト名やドメイン名などを省略せずにすべて指定したドメイン名のことで、単一のIPアドレスに解決されます。
ポート: ポートとは、受信サーバの待ち受けポート番号のことで、1~65535の範囲で設定できます。これらのポート番号は、サーバの設定によって異なります。
プリファレンス値: プリファレンス値 (「優先度」とも呼ばれます) は、1~100の値でメールサーバの優先順位を表します。プリファレンス値が小さいほど、優先度は高くなります。
メールサーバが複数ある場合は、プリファレンス値の小さなサーバにメールが優先的に配信されます。プリファレンス値をすべて同じにすると、各サーバに均等に配信されます。
注:受信サーバと送信サーバはそれぞれ最大で30個まで指定できます。
設定内容を変更するには、追加ボタン
と削除ボタン
を使用します。
プリファレンス値に基づきメッセージがどのように受信サーバへルーティングされるのかを、以下の例で説明します。
表 1. メッセージルーティングの例 受信者
IPアドレスまたはFQDN
プリファレンス値
*@test.com
1.2.3.4
10
recipient1@test.com
1.2.3.5
11
recipient2@test.com
1.2.3.6
9
メッセージがrecipient1@test.comに送信されると、Hosted Email Securityが低いプリファレンス値 (10) でメッセージをサーバ (IPアドレス: 1.2.3.4) にルーティングします。その後、最初のサーバが利用できない場合は、サーバ (IPアドレス: 1.2.3.5) にルーティングします。
メッセージがrecipient2@test.comに送信されると、Hosted Email Securityが低いプリファレンス値 (9) でメッセージをサーバ (IPアドレス: 1.2.3.6) にルーティングします。その後、最初のサーバが利用できない場合は、サーバ (IPアドレス: 1.2.3.4) にルーティングします。
テストメッセージの送信先: (オプション) Hosted Email Securityからのメール配信を確認するためのメールアドレスです。
- [送信サーバ] で、次を設定します。
[送信保護を有効にする] を選択します。
警告:送信サーバを指定せずに送信保護を有効にした場合、送信トラフィックは配信されません。
次のオプションを使用して、送信サーバを設定します。
Office 365: 送信メッセージをOffice 365ソリューションからリレーします。
Google G Suite: 送信メッセージをGoogle G Suiteソリューションからリレーします。
ユーザ指定のメールサーバ: 管理対象ドメインに指定したメールサーバから送信メッセージをリレーします。
- [ドメインを追加] をクリックします。
ドメインが有効であり、ドメインのMXレコードがあれば、[ドメイン] 画面にそのドメインが表示されます。
ドメインを追加したら、トレンドマイクロからレコード上の管理メールアドレス宛てに登録完了メッセージが送信されます。