Hosted Email Securityは、受信サーバに最終的に配信する前に受信メールのメッセージを検索します。
インターネットから「example.com」受信サーバまたはローカルMTA宛てのHosted Email Securityを経由したメッセージングトラフィックの流れを次に示します。

評価は次の順序で行われます。
送信元のMTAは、「example.com」のMXレコードに対しDNSルックアップを実行し、「example.com」ドメインの場所を特定します。
「example.com」のMXレコードは、「example.com」の受信サーバのIPアドレスではなく、Hosted Email SecurityのIPアドレスを指しています。
送信元のMTAがHosted Email Securityにメッセージをルーティングします。
Hosted Email Securityが、送信元のメールサーバからの接続を受け入れます。
Hosted Email Securityが、MTA接続レベルで「接続ベースフィルタ」を実行して処理を決定します。実行される処理は次のいずれかです。
接続を終了し、メッセージを拒否します。
メッセージを許可し、コンテンツベースのポリシーに基づいてフィルタします。
「MTA接続レベルの「接続ベースフィルタ」」を参照してください。
-
Hosted Email Securityが、メッセージのコンテンツを調べて、ウイルスなどの不正プログラムが含まれていないか、スパムメールでないかなどを判断します。
「メッセージレベルのコンテンツフィルタ」を参照してください。
-
ドメインのポリシールールから配信されるべきメッセージであると判断した場合、Hosted Email Securityはメッセージを"example.com"の受信サーバにルーティングします。