既知の制限事項とその回避策または説明については、次の表を参照してください。
問題 |
詳細 |
回避策または説明 |
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販売店アクティベーションコードの制限 |
販売店がトレンドマイクロのオンライン登録アカウントを1つだけ登録し、そのアカウントで複数のエンドユーザのアクティベーションコードを入力した場合、各エンドユーザのアクティベーションコードには最上位の権限と使用可能なライセンスの最大数が関連付けられます。これらのエンドユーザがHosted Email Securityにログオンするには、販売店のユーザ名とパスワードが必要になります。 |
販売店は、自分のアカウントでエンドユーザのアクティベーションコードを入力しないでください。 |
問題 |
詳細 |
回避策または説明 |
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進捗バーの進み具合が遅い |
Internet Explorer 7またはFirefox以外のWebブラウザ上で新しいドメインを追加すると、進捗バーの進み具合が遅くなる場合があります。 |
この問題は、使用するブラウザをInternet Explorer 7またはFirefoxにすることで解決します。なお、バーの表示がドメイン追加機能に影響することはありません。 |
ドメイン追加時のエラーについて |
[ドメイン管理] 画面でドメインを追加する際、ドメインがすでにシステムに存在しているというエラーメッセージが表示されます。 |
ドメインがすでに他のアカウントで管理されている場合に、このエラーが表示される可能性があります。この場合は、トレンドマイクロのテクニカルサポートに、新規ドメインを手動で追加するよう依頼してください。 |
[ドメイン管理] 画面が無効になっている |
この問題は、ローカルアカウントを使用してログオンした場合に起こることがあります。トレンドマイクロのオンライン登録 (OLR) アカウントを作成した後も、一定期間は元のログオン情報を使用してHosted Email Securityにログオンできます。ただし、古いアカウントを使用してログオンした場合は、[ドメイン管理] 画面で変更を行うことができません。 |
トレンドマイクロの適切なオンライン登録 (OLR) アカウントを使用してログオンします。 |
問題 |
詳細 |
回避策または説明 |
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エンドユーザメール隔離コンソールに企業ロゴが表示されない |
Hosted Email Securityの管理コンソールでロゴを設定したのにもかかわらず、エンドユーザメール隔離コンソールでロゴが表示されません。 |
エンドユーザメール隔離コンソールにロゴが表示されるようにするには、管理対象ドメイン名をURLに付加してエンドユーザメール隔離コンソールにアクセスする必要があります。たとえば、「example.com」というドメインの場合は次のようになります。
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問題 |
詳細 |
回避策または説明 |
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正規の受信者をインポートできない |
CSVファイルまたはLDIFファイルから正規の受信者をインポートすることができません。 |
Hosted Email Securityのディレクトリ管理では、ANSIファイル、UTF-8のCSVファイル、およびANSI LDIFファイルからのインポートをサポートしています。UnicodeエンコードのCSVファイルやその他のエンコードのLDIFファイルはサポートされていません。ファイルのエンコードがサポートされているかどうか確認してください。 |
引用符があるとアップロードできない |
二重引用符文字 (") が含まれているメールアドレスがアップロードされません。 |
正規のメールアドレスは、二重引用符文字を含みません。アドレス内の二重引用符文字を削除して、ActiveDirectoryサーバと同期してください。 |
管理コンソールに古い表示名が表示される |
Active Directoryサーバで表示名を変更した後も、Hosted Email Securityの管理コンソールには古い表示名が表示されます。 |
Active Directoryサーバで表示名を変更しただけでは、Hosted Email Security ActiveDirectory同期クライアントで変更を同期することはできません。 |
メールアドレスをHosted Email Security Webサービスにアップロードできない |
Hosted Email Security ActiveDirectory同期クライアントを使用して、Hosted Email Security Webサービスにメールアドレスをアップロードできません。 |
初期設定では、ActiveDirectory同期クライアントはオブジェクトクラス「user」、または「user」から継承されたオブジェクトクラスを同期します。また、ActiveDirectory同期クライアントは、オブジェクトクラス「user」の「mail」および「ProxyAddress」属性のメールアドレスを同期します。 アップロードするメールアドレスが、オブジェクトクラス「user」またはそのいずれかのサブクラスの「mail」または「ProxyAddress」属性に含まれていない場合は、「Hosted Email Security Webサービスガイド」に記載されている手順に従ってIMHS_AD_ACL_Configファイルを拡張してください。 Webサービスガイドをダウンロードするには
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問題 |
詳細 |
回避策または説明 |
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件名の最後の文字が文字化けする |
隔離されたメールを管理コンソールまたはエンドユーザメール隔離コンソールで表示したときに、件名の最後の文字が"文字化け"します。 |
メッセージの件名に全角文字列が使われている場合、最後の文字が文字化けして表示されることがあります。 |
件名のタグが文字化けする |
受信したメールの件名行のタグが文字化けして「?????」と表示されます。 |
ルールに設定されているタグがSHIFT-JISまたは他の全角文字セットにエンコードされており、元のメールの文字セットがISO-8859-1またはその他の比較的「小さい」文字セットである場合は、文字セットを変換すると情報が失われてしまいます。失われたタグの情報は一連の疑問符に置き換えられます。 |
問題 |
詳細 |
回避策または説明 |
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管理コンソールの [ブロック済み送信者] リストに登録されているメールアドレスが、エンドユーザメール隔離コンソールの [承認済み送信者] リストにも登録されている場合、送信者からのメッセージが配信されてしまう |
メールアドレスまたはそのドメインが管理コンソールの [ブロック済み送信者] リストにすでに登録されていても、エンドユーザはそのアドレスをエンドユーザメール隔離コンソールの [承認済み送信者] リストに追加できます。その場合、その送信者からのメッセージはエンドユーザに配信されます。 |
この問題を回避するには、エンドユーザメール隔離コンソールの [承認済み送信者] リストからそのメールアドレスを削除するようにエンドユーザに指示してください。 |
問題 |
詳細 |
回避策または説明 |
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IPレピュテーションの設定を調整できない |
この問題が発生する原因は下記のとおりです。 |
考えられる原因に対応する対処方法を参照してください。 |
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問題 |
詳細 |
回避策または説明 |
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Hosted Email SecurityによるIPアドレス/CIDRの重複チェックが保存後にしか実行されない |
ブロックまたは承認済みリストにすでに追加されているCIDR IPアドレスと同じIP/CIDRアドレスを誤って入力した場合は、アドレスを送信する前ではなくデータを保存した後にしか競合は検出されません。 |
IP/CIDRアドレスが承認済みリストまたはブロックリストに含まれていないことを確認してください。 |
IPレピュテーションの承認済みリストまたはブロックリストを保存できない |
アクティベーションコードがない場合、またはHosted Email Securityに複数のアクティベーションコードがある場合、IPレピュテーションの承認済みリストまたはブロックリストの設定を保存できません。 |
トレンドマイクロのテクニカルサポートに、アクティベーションコードの設定を調整するよう依頼してください。 |
アクティベーションコードの変更後にIPレピュテーションの承認済みリストまたはブロックリストの設定を調整できない |
Hosted Email Securityにログインして [IPレピュテーションの設定] を開いた後にアクティベーションコードを更新すると、そのセッション中はIPレピュテーションの承認済みリストまたはブロックリストの設定を調整できません。 |
ログアウトしてからもう一度ログオンしてください。これらの設定を調整できるようになります。 |
[IPレピュテーション] 画面の進捗バーの進み具合が遅い |
Internet Explorer 7またはFirefox以外のWebブラウザ上では、進捗バーの進み具合が遅くなる場合があります。 |
Internet Explorer 7またはFirefoxブラウザを使用してHosted Email Securityにアクセスしてください。 |
リストの変更中にパフォーマンスが低下する |
承認済みまたはブロックリストの項目を一度に大量に追加、削除、または変更すると、Hosted Email Securityの動作が遅くなることがあります。 |
この状態が発生しないようにするには、同時に変更する項目の数を20個程度にしてください。 |
問題 |
詳細 |
回避策または説明 |
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解放したメールが隔離に残っている |
エンドユーザメール隔離コンソールまたは管理コンソールで [承認済み送信者の解放および追加] をクリックした後も、メールが隔離されたままです。 |
新しく追加した承認済み送信者がHosted Email Securityで認識されるまでに時間がかかります。認識されるまでの間に、メッセージ隔離が処理に指定されている別のスパムメール判定ルールが実行されると、そのメッセージは再び隔離されます。 |
隔離通知の [配信] リンクが機能しない |
エンドユーザがスパムメール通知メール内から [配信] または [配信および送信者の承認] リンクをクリックしても何も起こりません。 |
ユーザがスパムメール通知メール内から [配信] または [配信および送信者の承認] をクリックすると、メールクライアントはローカルシステムの初期設定のブラウザを呼び出して処理を実行します。エンドユーザの初期設定のブラウザがMicrosoft Internet Explorer以外のブラウザの場合、インライン処理が機能しないことがあります。 この問題の回避策は2つあります。
注:
隔離通知の [インライン処理] 機能は、Microsoft Windows XP Service Pack 3以降を実行しているクライアントコンピュータで次のいずれかのメールクライアントを使用している場合にのみサポートされます。
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隔離通知の応答画面の言語 |
スパムメール通知メール内のリンクをクリックしたときに、その応答画面に予期しない言語が表示されます。 |
応答画面の言語の選択は、ユーザのWebブラウザの言語設定に基づいて行われます。ブラウザの言語が、ユーザが予期する言語以外に一時的に設定されていた場合、画面にはその言語が表示されます。 |
隔離通知がスケジュールどおりにエンドユーザに送信されない |
エンドユーザが、事前設定されたスケジュールどおりにスパムメール通知を受信できないことがあります。 |
Hosted Email Securityでは定期的に内部メンテナンスが実施されますが、その最中は一部のスパムメール通知メールがエンドユーザに送信されないことがあります。スパムメール通知メールが4日以上経ってもエンドユーザに届かない場合は、トレンドマイクロのテクニカルサポートにお問い合わせください。 |
Microsoft™ Internet Explorer 9で隔離通知設定画面の設定内容を保存すると特殊文字が文字化けする |
Internet Explorer 7.0以降はサポート対象ですが、Internet Explorer 9で隔離通知設定画面の設定内容を保存すると特殊文字が文字化けします。 該当する言語別に文字化けする特殊文字を以下に列挙します。
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この問題は、Firefox、Internet Explorer 7、8、10では発生せず、Internet Explorer 9でのみ発生します。文字化けするのは左記に列挙した特殊文字を保存するときだけで、表示自体には問題ありません。 この問題を回避するには、Internet Explorer 9以外のブラウザを使用してください。 |
問題 |
詳細 |
回避策または説明 |
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添付ファイル内の全角文字列がブロックされない |
添付ファイル内の全角文字列をブロックするルール条件を定義した後も、ブロック対象のキーワードを含むテキスト形式の添付ファイルを受信します。 |
テキスト形式の添付ファイルがUnicodeでエンコードされている場合、Hosted Email Securityではその添付ファイル内のキーワードを検索できません。Hosted Email Securityで検索できるのは、UTF-8エンコードおよびANSIエンコードの添付ファイルです。 |
ウイルス/スパムメール判定ルールを変更または削除できない |
新しく追加したドメインでウイルス/スパムメール判定ルールを変更または削除できません。 |
ドメインのMXレコードがHosted Email Security MTAを指すように変更されていることを確認してください。Hosted Email Securityでは、ウイルス/スパムメール判定ルールを変更または削除する前にドメインを確認する必要があります。 |
新しく追加したルールがグレーアウト表示される |
ルールにアカウントを1つ追加するとそのルールがグレーアウト表示され、それ以上ルールを変更できません。 |
管理するドメイン数が250個を超えているときにルールにアカウントを1つ追加すると、パフォーマンス上の理由からHosted Email Securityではそのルールを変更できなくなりますが、ルールそのものは有効です。このルールを削除または変更する必要がある場合は、トレンドマイクロのテクニカルサポートにお問い合わせください。 |
[メール追跡の詳細] 画面の [処理] セクションに、重複するポリシー処理レコードが存在する |
1つのルールに対して複数の「詳細」条件を選択している場合、そのルールに対してポリシー処理レコードが重複してメール追跡ログに記録される場合があります。 |
Hosted Email Securityは2つの独立した検索エンジンを利用して、選択された「詳細」条件に対して一致があるかどうかチェックします。そのため、両方のエンジンについてのポリシー処理レコードがメール追跡ログの詳細に重複して記録される可能性があります。 |