メッセージ送信者のIPアドレスに対して、IPレピュテーションフィルタが実行されます。IPアドレスの評価は、最初に一致するものが見つかった時点で終了します。
許可された送信者のIPアドレスから送信されたメッセージに対しては、MTA接続レベルのIPレピュテーションフィルタは省略され、スパムメール検出に進みます。ブロック対象の送信者のIPアドレスから送信されたメッセージはブロックされます。
[承認済みおよびブロック済みIPアドレス] 画面のリストに含まれるIPアドレスの評価順序は、IPアドレスまたはClassless Inter-Domain Routing (CIDR) ブロックが含まれているリストに基づきます。
評価は次の順序で行われます。
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[IPアドレス] リスト
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[承認済み] 画面
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[ブロック済み] 画面
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[国/地域] リスト
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[承認済み] 画面
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[ブロック済み] 画面
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[IPレピュテーションの設定] 画面で選択したスタンダードIPレピュテーションデータベースのリスト
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[IPレピュテーションの設定] 画面で設定したダイナミックIPレピュテーションデータベースのリスト
[承認済み] 画面の [IPアドレス] リストに追加したIPアドレスは、[ブロック済み] 画面に表示されたCIDRブロックに含まれていてもブロックされません。また、スタンダードIPレピュテーションデータベースの [既知のスパムメール送信元] リストに含まれている場合もブロックされません。
IPレピュテーションフィルタでは、IPアドレスのデータだけを使用してメッセージをフィルタします。送信者のメールアドレスおよびドメインを使用して受信メッセージをフィルタすることもできます。承認済み送信者には、MTA接続レベルのIPレピュテーションフィルタは適用されません。
「送信者フィルタの設定」を参照してください。