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Apex Oneでは、感染ファイルが開かれないように、次の時点でファイルを暗号化します。

  • ファイルを隔離する前

  • ファイルのウイルス駆除実行前のバックアップ時

Apex Oneには、ファイルから情報を取得する必要がある場合に、ファイルを復号して復元するツールが用意されています。Apex Oneでは、次のファイルの復号および復元が可能です。

表 1. Apex Oneが復号および復元可能なファイル

ファイル

説明

エージェントエンドポイント上の隔離されたファイル

このファイルは、<エージェントインストールフォルダ>\SUSPECT\Backupフォルダにあり、7日後に自動的に削除されます。また、Apex Oneサーバの指定された隔離ディレクトリにアップロードされます。

指定された隔離ディレクトリの隔離ファイル

初期設定では、この隔離ディレクトリは、Apex Oneサーバコンピュータに配置されます。

詳細については、隔離ディレクトリを参照してください。

バックアップされた暗号化ファイル

Apex Oneで駆除可能な感染ファイルのバックアップです。このファイルは、<エージェントインストールフォルダ>\Backupフォルダにあります。ユーザがこのファイルを復元する場合、<エージェントインストールフォルダ>\SUSPECT\Backupフォルダに移動する必要があります。

Apex Oneでは、[エージェント] > [エージェント管理][設定] > [検索設定] > {検索の種類} > [処理] タブで [ウイルス駆除実行前にバックアップを作成] を選択した場合にのみ、駆除前にバックアップと暗号化が実行されます。

警告:

感染ファイルを復元すると、ウイルス/不正プログラムが他のファイルやコンピュータに感染を拡大させる可能性があります。ファイルを復元する前に、感染したエンドポイントを隔離して、そのエンドポイントにある重要なファイルをバックアップの場所に移動してください。