- ファイルがセキュリティエージェントエンドポイントにある場合:
- コマンドプロンプトを開き、<エージェントインストールフォルダ> に移動します。
- ファイルをダブルクリックするか、コマンドプロンプトで次のコマンドを入力して、VSEncode.exeを実行します。
VSEncode.exe /u
このパラメータは、<エージェントインストールフォルダ>\SUSPECT\Backupにあるファイルのリストを画面に表示します。
- 復元するファイルを選択して、[復元] をクリックします。このツールで復元できるのは、一度に1つのファイルのみです。
- 表示された画面で、ファイルを復元するフォルダを指定します。
- [OK] をクリックします。指定されたフォルダにファイルが復元されます。
注:
Apex Oneによってファイルが再度検索され、復元後ただちにファイルが感染ファイルとして処理される場合もあります。ファイルが検索されないようにするには、そのファイルを検索除外リストに追加します。詳細については、検索除外を参照してください。
- ファイルの復元が終了したら、[閉じる] をクリックします。
- ファイルがApex Oneサーバまたはカスタム隔離ディレクトリにある場合:
- ファイルがApex Oneサーバコンピュータにある場合は、コマンドプロンプトを開いて、<サーバインストールフォルダ>\PCCSRV\Admin\Utility\VSEncryptに移動します。
ファイルがカスタム隔離ディレクトリにある場合は、<サーバインストールフォルダ>\PCCSRV\Admin\Utilityに移動して、カスタム隔離ディレクトリがあるエンドポイントにVSEncryptフォルダをコピーします。
- テキストファイルを作成して、暗号化または復号するファイルの完全パスを入力します。
たとえば、C:\My Documents\Reportsにあるファイルを復元するには、テキストファイルに「C:\My Documents\Reports\*.*」と記述します。
Apex Oneサーバコンピュータの隔離ファイルは、<サーバインストールフォルダ>\PCCSRV\Virusにあります。
- テキストファイルをINIまたはTXTの拡張子を付けて保存します。たとえば、C:ドライブにForEncryption.iniという名前で保存します。
- コマンドプロンプトを開き、VSEncryptフォルダのあるディレクトリに移動します。
- 次のコマンドを入力して、VSEncode.exeを実行します。
VSEncode.exe /d /i <INIまたはTXTファイルのパス>
説明:
<INIまたはTXTファイルのパス> は、作成したINIまたはTXTファイルのパスです (例: C:\ForEncryption.ini)。
- その他のパラメータを使用して、さまざまなコマンドを実行できます。
表 1. 復元パラメータ パラメータ
説明
なし (パラメータなし)
ファイルを暗号化します。
/d
ファイルを復号します。
/debug
デバッグログを作成し、エンドポイントに保存します。セキュリティエージェントエンドポイントの <エージェントインストールフォルダ> に、デバッグログ (VSEncrypt.log) が作成されます。
/o
暗号化または復号されたファイルがすでに存在する場合に、そのファイルを上書きします。
/f <ファイル名>
1つのファイルを暗号化または復号します。
/nr
元のファイル名を復元しません。
/v
ツールに関する情報を表示します。
/u
ツールのユーザインタフェースを起動します。
/r <復元先フォルダ>
ファイルを復元するフォルダ
/s <元のファイル名>
暗号化された元のファイルのファイル名
たとえば、「VSEncode [/d] [/debug]」と入力して、Suspectフォルダ内のファイルを復号し、デバッグログを作成します。ファイルを復号または暗号化すると、Apex Oneによって同じフォルダに復号または暗号化されたファイルが作成されます。ファイルを復号または暗号化する前に、ロックされていないことを確認してください。
- ファイルがApex Oneサーバコンピュータにある場合は、コマンドプロンプトを開いて、<サーバインストールフォルダ>\PCCSRV\Admin\Utility\VSEncryptに移動します。
ビュー:
- ファイルがセキュリティエージェントエンドポイントにある場合:
- ファイルがApex Oneサーバまたはカスタム隔離ディレクトリにある場合: