ソフトウェア定義ワイドエリアネットワーク (SD-WAN) とは、ソフトウェアによってワイドエリアネットワークを管理するアプローチであり、配信の簡易化、一元管理、コスト削減のほか、インターネットやクラウドへの接続の向上を実現できます。
SD-WANの主要なアプリケーションにより、企業は、コストの低い商用のインターネットアクセスを利用して、よりパフォーマンスの高いWANを構築できます。これにより、企業は部分的または全面的に、MPLSなどのコストの高いプライベートWAN接続技術を交換できます。
SD-WANの機能をフル活用するためには、ユーザがネットワークトポロジを変更し、Cloud Edge On-Premises UIで設定を行う必要があります。
Cloud Edge WANでは、PPPoE、DHCP、静的の3つのモードがサポートされます。SD-WANを有効にするには、2つのWANリンク (WAN1およびWAN2/LAN1) を準備する必要があります。下の図を参照してください。
sd-wan-topology-diag.png
注意
注意
  • WANインタフェースで静的IPを使用する場合は、On-Premises ConsoleでWAN1およびWAN2のゲートウェイが正しく設定されていることを確認してください。CE Box のゲートウェイが未設定 (空白) になっていると、SD-WAN設定の配信時にエラーが発生します。
Cloud Edgeには、以下の3種類のルーティング戦略があります。
  • 静的ルーティング
  • SD-WANルーティング
  • ポリシールーティング
SD-WANの配信後、ルーティング戦略の優先順位は以下のようになっている必要があります。
静的ルーティング > SD-WANルーティング > ポリシールーティング