目的: Cloud Edge Cloud ConsoleからHAグループを作成できます。HAグループは2台のCloud Edgeゲートウェイで構成されます。ゲートウェイは、1つのHAグループにのみ属することができます。
場所: ゲートウェイ

手順

  1. 必要に応じて、HAグループに関する情報を確認します。
  2. HAグループのメンバーにする各ゲートウェイのハートビートインタフェース間を、Ethernetケーブルで直接接続します。
    Cloud Edge 50G2ゲートウェイの場合、ハートビートL3インタフェースにLAN2またはLAN3のみ使用できます。また、各ゲートウェイで同じインタフェースを使用する必要があります (LAN2とLAN2、またはLAN3とLAN3)。
  3. [高可用性管理] セクションの [HAグループの作成] をクリックします。
    [HAグループの作成] ウィザードが開きます。
  4. [HAグループの作成と操作モードの選択] ページで、次の詳細を指定します。
    オプション 説明
    HAグループ名
    グループ名は1~32文字で指定する必要があり、英字、数字、アンダースコアを含めることができます。
    操作モード
    [アクティブ-パッシブ] にあらかじめ設定されています。使用できるのはこのモードだけです。
    認証方法
    次のいずれかを選択します。
    • [なし]
    • [簡易] を選択し、簡易認証方法に使用するパスワードを入力します。
    • [HMAC] を選択し、HMAC認証方法に使用するパスワードを入力します。
    有効にする
    次のいずれかを選択します。
    • オン
    • オフ
  5. [次へ] をクリックします。
  6. [プライマリゲートウェイの設定] ページで、HAグループ内でプライマリゲートウェイにするCloud Edgeゲートウェイの設定を行います。
    オプション 説明
    プライマリHAゲートウェイ
    HAプライマリゲートウェイとして指定するゲートウェイをドロップダウンリストから選択します。
    HAグループ設定をサポートするゲートウェイのみがリストに表示されます。
    役割
    [プライマリ] に設定された読み取り専用フィールドです。この役割が、このゲートウェイに割り当てられます。
    優先度
    このゲートウェイの優先度の数値を入力します (1~253)。初期設定は253です。
    優先度が高いゲートウェイがアクティブになります。
    ハートビートインタフェース
    Cloud EdgeでピアHAゲートウェイとの通信に使用されるL3インタフェースをドロップダウンから選択します。
    Cloud Edge 50G2ゲートウェイの場合、ハートビートインタフェースとしてLAN2またはLAN3のみ選択できます。
    ハートビートインタフェースIP/ネットマスク
    まだ設定されていない場合は、ハートビートインタフェースのIPv4アドレスとネットマスクを入力する必要があります。
    プライマリゲートウェイとセカンダリゲートウェイのハートビートインタフェースのIPv4アドレスは、同じサブネット上にある必要があります。
    HAペアにインタフェースを追加した後で、そのインタフェースのプライマリゲートウェイまたはセカンダリゲートウェイを変更することはできません。
  7. [次へ] をクリックします。
  8. [セカンダリゲートウェイの設定] ページで、HAグループ内でセカンダリゲートウェイにするCloud Edgeゲートウェイの設定を行います。
    オプション 説明
    セカンダリHAゲートウェイ
    HAセカンダリゲートウェイとして指定するゲートウェイをドロップダウンリストから選択します。
    HAグループ設定をサポートするゲートウェイのみがリストに表示されます。
    役割
    [セカンダリ] に設定された読み取り専用フィールド。この役割が、このゲートウェイに割り当てられます。
    優先度
    このゲートウェイの優先度の数値を入力します (1~253)。初期設定は100です。
    優先度が高いゲートウェイがアクティブになります。
    ハートビートインタフェース
    ドロップダウンからL3インタフェースがあらかじめ選択されています。これはプライマリHAゲートウェイに選択したのと同じインタフェースです。
    Cloud Edgeでは、ピアHAゲートウェイとの通信にこのインタフェースが使用されます。
    ハートビートインタフェースIP/ネットマスク
    まだ設定されていない場合は、ハートビートインタフェースのIPv4アドレスとネットマスクを入力する必要があります。プライマリに設定されているハートビートIPアドレスと同じサブネット上にある必要があります。
  9. [次へ] をクリックします。
  10. [エラー発生時のテイクオーバーの設定] ページで、エラーが発生してテイクオーバーが行われたときのCloud Edge HAグループの設定を行います。
    オプション 説明
    プリエンプション
    次のいずれかを選択します。
    • オン (初期設定): プライマリゲートウェイが前のエラーから回復した後にアクティブな役割に戻ります。
    • オフ: プライマリゲートウェイはエラーから回復した後、アクティブな役割に自動的には戻りません。ユーザが手動でフェイルオーバーを実行する必要があります。
    監視インタフェース
    監視する1つまたは複数のインタフェースを選択します。Cloud Edgeでは、物理インタフェースのみ監視されます。すべての物理インタフェースでトラフィックを監視することをお勧めします。
    監視IP/FQDN
    監視インタフェースごとに、監視ホストとして使用するIPアドレスまたはFQDNを最大2つ入力します。
    テイクオーバーの実行回数
    次の値を入力する必要があります。
    • ハートビートエラー回数: パッシブゲートウェイが失敗したゲートウェイから引き継ぐまでのハートビートエラーの回数を示します (初期設定は3、範囲は3~9)。
    • Pingエラー回数: パッシブゲートウェイが失敗したゲートウェイから引き継ぐまでのPingエラーの回数を示します (初期設定は3、範囲は1~5)。
  11. [VRRP (Virtual Router Redundancy Protocol) グループの設定] ページで、1つまたは複数のVRRPグループを追加します。
    1. [追加] をクリックします。
    2. インタフェースを選択し、VRRPグループの仮想IPv4アドレスおよびネットマスクを入力します。
      設定に応じて、L3物理インタフェースまたは静的L3 VLANインタフェースのいずれかを選択できます。
      HAグループ – VRRPグループの設定の要件を参照してください。
    3. [IPアドレス/マスク] フィールドの右のチェックマークをクリックして、VRRPグループを保存します。
      [次へ] をクリックする前に、少なくとも1つのVRRPグループを追加して保存する必要があります。
      注意
      注意
      VRRPグループの右の [X] をクリックすると、そのVRRPグループを削除できます。
    [次へ] をクリックした後、概要ページが開きます。
  12. HAグループ設定の概要を確認します。
    注意
    注意
    HAグループを初めて作成すると、プライマリHAゲートウェイがアクティブになり、セカンダリHAゲートウェイがパッシブになります。
  13. [保存] をクリックします。