ビュー:
Cloud Email Gateway Protectionで検索するメールメッセージを制御するには、[承認済み送信者][ブロック済み送信者] のリストを設定します。特定のメールアドレスまたはドメイン全体を指定して、許可またはブロックする送信者を指定できます。
たとえば、example.comドメインのすべての送信者を指定する場合は「*@example.com」と指定します。
評価は次の順序で行われます。
  1. エンドユーザのメールアドレスのブロック済み送信者リスト
  2. 管理対象ドメインまたは組織全体のブロック済み送信者リスト
  3. エンドユーザのメールアドレスの承認済み送信者リスト
  4. 管理対象ドメインまたは組織全体の承認済み送信者リスト
注意
注意
エンドユーザのメールアドレスの承認済み送信者よりも、対応するドメインまたは組織のブロック済み送信者が優先されます。たとえば、管理コンソールのブロック済み送信者リストに*@example.comが登録されていて、あるエンドユーザの承認済み送信者リストにjohn@example.comが登録されているとします。この場合、john@example.comから送信されたメッセージはブロックされたままになります。
IPレピュテーションフィルタでは、IPアドレスのデータだけを使用してメッセージをフィルタします。送信者のメールアドレスおよびドメインを使用して受信メッセージをフィルタすることもできます。承認済み送信者には、MTA接続レベルのIPレピュテーションフィルタは適用されません。
承認済み/ブロック済み送信者のリストは、[受信保護設定][送受信フィルタ][送信者フィルタ] 画面の次のタブを使用して管理できます。
  • 承認済み送信者
    Cloud Email Gateway Protectionは、このリストに追加された送信者からのメールメッセージに対して次のチェックを実行しません。
    • IPレピュテーションフィルタ
    • 不明な送信者ドメインのチェック
    • スパムメール
    • BEC
    • フィッシング
    • ソーシャルエンジニアリング攻撃
    • Webレピュテーション
    • グレーメール
    Cloud Email Gateway Protectionはすべての受信メッセージでウイルス検索とコンテンツフィルタによる検索を実施し、ウイルスやコンテンツフィルタ違反を検出した場合、ポリシールールで定められた処理を実行します。
  • ブロック済み送信者
    ブロックリストに追加されたアドレスまたはドメインから送信されたメッセージは、Cloud Email Gateway Protectionで検索は実行されずに自動的にブロックされます。
[承認済み送信者] および [ブロック済み送信者] の表には、次の情報が表示されます。
  • ステータス: 受信者に対して追加された送信者が有効になっているかどうかを指定します
  • 受信者: 指定した送信者を承認またはブロックした受信者。組織全体、管理対象ドメイン、または管理対象ドメイン内の特定の受信者アドレスがオプションに含まれます。
    注意
    注意
    [受信者] に対して追加された承認済み/ブロック済み送信者を表示するには、受信者名をクリックします。
  • 変更日時: 受信者に対して指定された送信者の最終更新日時