ここでは、セキュリティエージェントのアップデートプロセスについて説明します。アップデートエージェントのアップデートプロセスについては、ユーザ指定のアップデートエージェントのアップデート元で説明します。
ユーザ指定のアップデート元のリストを設定して保存すると、アップデート処理が次のように実行されます。
セキュリティエージェントは、リストの1番目のアップデート元からのアップデートを試みます。
リストの1番目のアップデート元からアップデートできない場合には、リストの2番目のアップデート元からのアップデートを試み、アップデートできない場合には、以下同様の処理が続けられます。
すべてのアップデート元からアップデートできない場合、[アップデート元] 画面の次の設定が確認されます。
表 1. ユーザ指定アップデート元の追加設定 設定
説明
アップデートエージェントの場合は、Apex Oneサーバからのみアップデートを実行する (コンポーネント、ドメイン設定、エージェントプログラム、およびHotFixのアップデート)
この設定が有効な場合、アップデートエージェントはApex Oneサーバから直接アップデートし、[ユーザアップデート元リスト] は無視します。
これが無効な場合、アップデートエージェントは標準エージェント用のユーザ指定アップデート元設定を適用します。
利用できるユーザ指定アップデート元が見つからない場合、Apex Oneサーバから次のデータをアップデートする:
コンポーネント
この設定が有効な場合、エージェントはApex Oneサーバからコンポーネントをアップデートします。
無効な場合、次のいずれかの項目に該当するときには、エージェントはトレンドマイクロのアップデートサーバへの直接接続を試行します。
[セキュリティエージェントがトレンドマイクロのアップデートサーバからアップデートをダウンロード] オプションが有効になっている。
の で、トレンドマイクロのアップデートサーバが [ユーザアップデート元リスト] に含まれていない。
注:トレンドマイクロのアップデートサーバからアップデートできるのはコンポーネントのみです。ドメイン設定、プログラム、およびHotFixは、Apex Oneサーバまたはアップデートエージェントからのみダウンロードできます。パターンファイルのみをトレンドマイクロのアップデートサーバからダウンロードするようにエージェントを設定すると、アップデートプロセスを高速化できます。詳細については、セキュリティエージェントのアップデート元としてのアップデートサーバを参照してください。
ドメイン設定
この設定が有効な場合、エージェントはApex Oneサーバからドメインレベルの設定をアップデートします。
セキュリティエージェントプログラムとHotFix
この設定が有効な場合、エージェントはApex OneサーバからプログラムとHotFixをアップデートします。
すべての使用可能なアップデート元からアップデートできない場合、エージェントはアップデート処理を終了します。