アップデートエージェントは、Apex Oneサーバの他に、ユーザ指定のアップデート元からもアップデートできます。ユーザ指定のアップデート元により、エージェントからApex Oneサーバへのアップデートトラフィックを減らすことができます。[ユーザアップデート元リスト] でユーザ指定のアップデート元を指定します。ここでは、1024までのアップデート元を指定できます。リストの設定手順については、セキュリティエージェントのユーザ指定のアップデート元を参照してください。
アップデートエージェントがユーザ指定のアップデート元に接続されるようにするには、エージェントのアップデート元画面 ( ) で、[アップデートエージェントの場合は、Apex Oneサーバからのみアップデートを実行する (コンポーネント、ドメイン設定、エージェントプログラム、およびHotFixのアップデート)] オプションを無効にしてください。
リストを設定し保存したら、次のようにアップデート処理が実行されます。
アップデートエージェントが、リストの1番目のエントリからのアップデートを試みます。
リストの1番目のエントリからアップデートできない場合には、リストの2番目のエントリからのアップデートを試み、アップデートできない場合には、以下同様の処理が続けられます。
すべてのエントリからアップデートできない場合、エージェントは、[利用できるユーザ指定アップデート元が見つからない場合、Apex Oneサーバから次のデータをアップデートする] で次のオプションを確認します。
コンポーネント:有効な場合、エージェントはApex Oneサーバからアップデートされます。
このオプションが無効な場合、次のいずれかの項目に該当するときには、エージェントはトレンドマイクロのアップデートサーバへの直接接続を試行します。
注:コンポーネントはアップデートサーバからのみアップデートできます。ドメイン設定、プログラム、およびHotFixは、サーバまたはアップデートエージェントからのみダウンロードできます。
[セキュリティエージェントがトレンドマイクロのアップデートサーバからアップデートをダウンロード] オプションが有効になっている。
の で、トレンドマイクロのアップデートサーバが [ユーザアップデート元リスト] に含まれていない。
ドメイン設定:有効な場合、エージェントはApex Oneサーバからアップデートされます。
セキュリティエージェントプログラムとHotFix: 有効な場合、エージェントはApex Oneサーバからアップデートされます。
すべての使用可能なアップデート元からアップデートできない場合、アップデートエージェントはアップデート処理を終了します。
[標準アップデート元 (Apex Oneサーバからのアップデート)] オプションが有効で、Apex Oneサーバがアップデートエージェントにコンポーネントをアップデートするように通知する場合には、アップデート処理が異なったものになります。この処理は次のとおりです。
アップデートエージェントが直接Apex Oneサーバからアップデートされ、アップデート元のリストは無視されます。
サーバからアップデートできない場合、次のいずれかの項目に該当するときには、エージェントはトレンドマイクロのアップデートサーバへの直接接続を試行します。
[セキュリティエージェントがトレンドマイクロのアップデートサーバからアップデートをダウンロード] オプションが有効になっている。
の で、トレンドマイクロのアップデートサーバが [ユーザアップデート元リスト] の最初のエントリとなっている。
ヒント:Apex Oneサーバからアップデートする際に問題が発生した場合にのみ、トレンドマイクロのアップデートサーバをリストの先頭に指定してください。セキュリティエージェントがトレンドマイクロのアップデートサーバから直接アップデートすると、ネットワークとインターネット間で大量の帯域幅が消費されます。
すべての使用可能なアップデート元からアップデートできない場合、アップデートエージェントはアップデート処理を終了します。