ここでは、すべてのEndpoint Encryptionデバイスに影響する、ポリシールールで設定可能なオプションについて説明します。
ロックアウト処理
一部のポリシーには、特定の条件に基づいてユーザアカウントをロックアウトしたり、デバイスをロックしたりする設定があります。アカウントロックアウト処理とデバイスロックアウト処理は、エージェントによってポリシーがポリシーサーバと同期されているかどうかに関係なく、Endpoint Encryptionデバイスに影響します。たとえば、Endpoint Encryptionエージェントが一定期間ポリシーサーバと通信していない場合、Endpoint Encryptionエージェントは、Endpoint Encryptionデバイスを自動的にロックします。次の表で、アカウントロックアウト処理とデバイスロック処理で使用できる処理について説明します。
次の表は、ロックアウト処理の実行時期について示しています。
種類 |
説明 |
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アカウントロックアウト |
Endpoint Encryptionエージェントがポリシーで設定されている一定期間ポリシーサーバと通信していないと、アカウントロックアウト処理が有効になります。 |
ディスク全体の暗号化デバイスのロックアウト |
Endpoint Encryptionユーザによるディスク全体の暗号化デバイスへのログオン試行の失敗回数が、ポリシーで指定されている上限回数を超えると、ディスク全体の暗号化デバイスのロックアウト処理が有効になります。 |
ファイル暗号化デバイスのロックアウト |
Endpoint Encryptionユーザによるファイル暗号化デバイスへのログオン試行の失敗回数が、ポリシーで指定されている上限回数を超えると、ファイル暗号化デバイスのロックアウト処理が有効になります。 |
ロックアウト処理のオプションは次のとおりです。
処理 |
説明 |
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消去 |
ポリシーサーバは、関連するEndpoint Encryptionエージェントが制御するすべてのデータを消去します。 警告:
Endpoint Encryptionユーザは、消去されたデータを復元できません。 |
リモート認証 |
Endpoint Encryptionのユーザ担当者がオーセンティケータまたはサポートからリモートヘルプ認証を受信するまで、ポリシーサーバはEndpoint Encryptionデバイスをロックします。 |
時間の遅れ |
ポリシーサーバはEndpoint Encryptionデバイスを一時的にロックし、Endpoint Encryptionユーザにデバイスがロックされていることを通知します。時間の遅れの間にパスワードの認証/リセット機能は無効になります。時間の遅れの期間はポリシーによって決定されます。時間の遅れの期間が終了すると、ユーザは認証を許可されます。 |