クラウドベースのクエリ処理では、次の2 つのネットワークベースのテクノロジを使用できます。
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Trend Micro Smart Protection Network: 企業ネットワークに直接アクセスできないユーザにサービスを提供する、グローバル規模のインターネットベースインフラストラクチャです。
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Smart Protection Server: Smart Protection Serverはローカルネットワーク内に配置して、ローカルの企業ネットワークにアクセス可能なユーザから利用できるようにします。これらのサーバは、効率を最適化するために、処理を企業ネットワーク内で実行するように設計されています。
注:複数のSmart Protection Serverをインストールすることで、特定のSmart Protection Serverへの接続が不通になった場合にも保護を継続できます。
これら2つのネットワークベースソリューションでは、大量のウイルス/不正プログラムパターン定義およびWebレピュテーションスコアがホストされています。Smart Protection NetworkおよびSmart Protection Serverでは、潜在的な脅威の確認のためにネットワーク上の他のエンドポイントでこれらの定義を利用できるようにします。クエリがSmart Protection Serverに送信されるのは、エンドポイントでファイルまたはURLのリスクを特定できなかった場合のみです。
エンドポイントは、通常のシステム保護処理の一環として、ファイルレピュテーションおよびWebレピュテーションテクノロジを利用してSmart Protection Serverにクエリを実行します。このソリューションでは、エージェントから、トレンドマイクロのテクノロジによって判定された識別情報がクエリとしてSmart Protection Serverへ送信されます。ファイルレピュテーションテクノロジの使用時は、エージェントからファイル全体が送信されることはありません。ファイルのリスクは、識別情報を使用して判定されます。