Client Packagerは、CD-ROMなどの従来型メディアを使用するユーザに送付可能なインストールパッケージを作成します。ユーザはクライアントでパッケージを実行して、ビジネスセキュリティクライアントのインストールやアップグレード、およびコンポーネントのアップデートを実行します。
Client Packagerは、次の場合に特に便利です。
ビジネスセキュリティクライアントまたはコンポーネントを、遠隔地にある帯域幅の狭いオフィスのクライアントにインストールする場合
インターネットへの接続に関して制限が設けられている環境、つまりクローズドLANの場合やインターネット接続ができない環境の場合
Client Packagerを使用してインストールされたビジネスセキュリティクライアントは、パッケージ作成元のサーバにレポートを送信します。
パッケージをクライアントにインストールします。
クライアントの要件:
パッケージの検索方法が従来型スキャンの場合は1GB、スマートスキャンの場合は500MBの空きディスク領域
Windowsインストーラ3.0 (MSIパッケージを実行する場合)
パッケージによるインストールのガイドライン:
パッケージをユーザに送付して、そのファイル (.msiまたは.exe) をダブルクリックしてパッケージを実行するよう指示します。
注:パッケージは、パッケージ作成元のサーバにレポートを送信するビジネスセキュリティクライアントのユーザにのみ送信します。
Windows Vista、7、8、Server 2008、SBS 2011、またはServer 2012を実行するコンピュータで.exeパッケージを実行するユーザがいる場合は、.exeファイルを右クリックして、[管理者として実行] を選択するよう指示してください。
Active Directoryを使用している場合は、各ユーザにビジネスセキュリティクライアントをインストールするよう求めなくても、.msiファイルを使用して、ビジネスセキュリティクライアントをすべてのクライアントに同時かつ自動的にインストールできます。クライアントにログオンするユーザに関係なくビジネスセキュリティクライアントをインストールできるように、[ユーザの構成] ではなく [コンピュータの構成] を使用します。
新規インストールしたビジネスセキュリティクライアントがビジネスセキュリティサーバに接続できない場合、ビジネスセキュリティクライアントは初期設定を保持しています。ビジネスセキュリティクライアントは、ビジネスセキュリティサーバに接続する際に管理コンソールで自分のグループの設定を取得します。
Client Packagerを使用したビジネスセキュリティクライアントのアップグレードの際に問題が発生した場合は、まず前のバージョンのビジネスセキュリティクライアントをアンインストールしてから新しいバージョンをインストールすることをお勧めします。アンインストール手順の詳細については、ビジネスセキュリティクライアントを削除するを参照してください。