一般設定画面では、[Scan Methods]を選択し、[Dynamic Intelligence Mode]を有効にし、[Monitoring Level]を設定できます。
Trend Vision One Endpoint Securityエージェントでは、セキュリティリスクの検索時に2つの検索方法のどちらかを使用できます。1つはスマートスキャンで、もう1つは従来型スキャンです。
  • スマートスキャン
    このヘルプでは、スマートスキャンを使用するTrend Vision One Endpoint Securityエージェントを「スマートスキャンエージェント」と呼びます。スマートスキャンエージェントは、ローカル検索と、ファイルレピュテーションサービスで提供されるクラウド型クエリを利用できます。
  • 従来型スキャン
    スマートスキャンを使用しないエージェントは、「従来型スキャンエージェント」と呼ばれます。従来型スキャンエージェントでは、エンドポイント上にすべてのTrend Vision One Endpoint Securityエージェントコンポーネントが格納され、ローカルのすべてのファイルが検索されます。
スキャン方法を変更する前に、検索方法の切り替えに関するガイドラインを確認してください。
重要
重要
Dynamic Intelligence Modeは、Windows 64ビット (x86-64) エンドポイントに展開されたエージェントのみをサポートします。
最大限のセキュリティ機能を実現するために、不正プログラム対策、挙動監視、機械学習型検索、不審接続監視機能を有効にしてください。
スキャン方法を選択するだけでなく、動的インテリジェンスモードを有効にするか、監視レベルを手動で設定することもできます。
動的インテリジェンスモードを有効にすると、エージェントが検出された脅威、ユーザの挙動、およびシステムのコンテキストを分析して、セキュリティ応答を最適化するために監視レベルを自動的に調整します。動的インテリジェンスモードが有効になっていると、一般設定、挙動監視、機械学習型検索、不審接続監視において、[検出]および[Prevention]レベルがエージェントによって自動的に調整されます。
監視レベルは、潜在的な脅威の検出時と応答時に適用される、警戒と厳しさの度合いです。センサの感度レベルを上げるほど、検出数やアラート数が増加します。進行中の脅威を調査する際など、感度レベルを上げることで、厳しく監視可能ですが、重要ではないログが大量に生成されてエンドポイントのパフォーマンスに影響する可能性があります。トレンドマイクロでは、監視レベルを [2 - 中程度] に設定し、エンドポイントへの影響を最小限に抑えながら関連性が高いデータを取得することをお勧めします。監視レベルを高く設定した場合、コンポーネントによっては、使用できないプラットフォームがあります。