Cloud Email and Collaboration Protectionでは、OAuth 2.0を使用してサービスアカウント (認証アカウント) でのSharePoint Onlineへのアクセスをサポートしています。OAuth 2.0フレームワークでは、Cloud Email and Collaboration Protectionはアクセストークンを使用してグローバル管理者の代わりに制限付きアクセスを取得し、組織の保護対象のSharePointサイト内のファイルに対して、高度な脅威対策や情報漏えい対策の検索を実行します。
Microsoft Teams (チーム) のアクセス権をCloud Email and Collaboration Protectionに付与している場合、ファイルに対応するSharePointサイトとチームがそれぞれポリシーの対象として選択されているときには、サイトにMicrosoft Teamsのどのポリシーも該当しない場合を除き、Cloud Email and Collaboration ProtectionによってこのサイトにMicrosoft Teams (チーム) のポリシーが適用されます。
次の手順では、認証アカウントを使用して [ダッシュボード] からSharePoint Onlineへのアクセス権を付与する方法について説明します。
手順
- の順に選択します。
- SharePoint Online の [処理] 列で [アクセス権付与] をクリックします。[SharePoint Onlineへのアクセス権付与] 画面が表示されます。
- アクセス権の付与が完了した際に自動的に有効にするポリシーを選択します。
- [権限の付与] をクリックします。
- Office 365グローバル管理者の認証情報を入力して、[サインイン] をクリックします。Microsoftの認証画面が表示されます。
- [同意する] をクリックして、SharePointサイトを保護するために必要な権限をCloud Email and Collaboration Protectionに付与します。
- Cloud Email and Collaboration Protection管理コンソールに戻ります。次の手順のSharePoint管理センターでの権限の要求に使用されるSharePoint OnlineのアプリIDが、Cloud Email and Collaboration Protectionによって割り当てられます。画面からアプリIDをコピーして、手順7dの指示に従って貼り付けます。手順7を後で実行する場合は、の順に選択し、対応する認証アカウントの下でアプリIDを確認できます。
- 次の手順を実行して、SharePointサイトのファイルが変更された際にMicrosoftから通知を受信するための権限をCloud Email and Collaboration Protectionに付与します。
- グローバル管理者アカウントを使用してMicrosoft 365管理センターにサインインします。
- 左側のナビゲーションで、 の順に選択します。[SharePoint 管理センター] 画面が表示されます。
- アドレスバーで、SharePoint管理センターのURLを「{SharePoint管理サイト}/_layouts/15/AppInv.aspx」に変更します。たとえば、「https://example-admin.sharepoint.com/_layouts/15/online/AdminHome.aspx#/home」を「https://example-admin.sharepoint.com/_layouts/15/AppInv.aspx」に変更し、URLを開きます。
- 表示される画面で、手順6で割り当てられたアプリIDを [アプリ ID] に貼り付け、[参照] をクリックします。[タイトル] が自動的に入力されます。
- 「tmcas.trendmicro.com」をコピーして [アプリ ドメイン] に貼り付けます。
- [リダイレクト先のURL] に「{Trend_Vision_One_site}/ui/cas/provision.html」と入力します。「{Trend_Vision_One_site}」は、ご使用のサイトに基づいて指定してください。たとえば、ログオン後にアドレスバーに表示されるTrend Vision OneコンソールのURLが「https://portal.xdr.trendmicro.com」であれば、[リダイレクト先のURL] に「https://portal.xdr.trendmicro.com/ui/cas/provision.html」と入力します。
- [権限の要求 XML] に、次の情報をコピーして貼り付けます。
<AppPermissionRequests AllowAppOnlyPolicy="true"> <AppPermissionRequest Scope="http://sharepoint/content/tenant" Right="Manage" /> </AppPermissionRequests>
- [作成] をクリックし、表示される画面で [信頼する] をクリックします。[SharePoint 管理センター] 画面が表示されます。
- SharePoint管理センターのURLを「{SharePoint管理サイト}/_layouts/15/TA_AllAppPrincipals.aspx」に変更し、URLを開いて権限を確認します。[Trend Micro Cloud App Security for SarePoint Online] という名前の項目が表示されれば、権限は正常に付与されています。
- 処理が完了するまで待ちます。「サービスアカウントを正常に作成し、データを同期しました。」というメッセージが表示されたら、アクセス権付与は終了です。
次に進む前に
アクセストークンが無効になった場合、サービスアカウントを参照してください。
に移動して、サービスアカウント用の新しいアクセストークンを作成します。詳細については、