ビュー:
Cloud Email Gateway Protectionは、受信サーバに最終的に配信する前に受信メールのメッセージを検索します。
インターネットから「example.com」受信サーバまたはローカルMTA宛てのCloud Email Gateway Protectionを経由したメッセージングトラフィックの流れを次に示します。
Inbound_Message_Flow=GUID-D1ECBD61-9A0E-485F-8272-24F63DC47671=1=ja-jp=Low.jpg
評価は次の順序で行われます。
  1. 送信元のMTAは、example.comのMXレコードに対しDNSルックアップを実行しexample.comドメインの場所を特定します。
    「example.com」のMXレコードは、「example.com」の受信サーバのIPアドレスではなく、Cloud Email Gateway ProtectionのIPアドレスを指しています。
  2. 送信元のMTAがCloud Email Gateway Protectionにメッセージをルーティングします。
  3. Cloud Email Gateway Protectionが、送信元のメールサーバからの接続を受け入れます。
  4. Cloud Email Gateway Protectionが、MTA接続レベルで「接続ベースフィルタ」を実行して処理を決定します。実行される処理は次のいずれかです。
    • 接続を終了し、メッセージを拒否します。
    • メッセージを受信し、コンテンツベースのポリシーに基づいてフィルタします。
  5. Cloud Email Gateway Protectionがメッセージの内容を調べて、不正プログラムやその他の脅威が含まれていないかどうかを判断します。
  6. ポリシーに照らして、配信されるべきメッセージであると判断した場合、Cloud Email Gateway Protectionはメッセージを元の「example.com」の受信サーバにルーティングします。