Sender Policy Framework (SPF) は送信者アドレスの偽造を防ぐためのオープンスタンダードです。SPFレコードはDNSレコードの一種で、ドメインを代表してメールメッセージを送信することを許可されているメールサーバを特定します。SPFレコードは、ドメインの偽装したアドレスを使ってスパムメール送信者がメッセージを送信できないようにするために使用します。
手順
- DNSホスティングプロバイダのWebサイトにアクセスします。
- 既存のSPFレコードを編集するか、またはSPF用に新しいTXTレコードを作成します。ドメインのSPFレコードがある場合は、トレンドマイクロの現在のレコードに必要な値を追加します。たとえば、次のTXTレコードがあるとします。
v=spf1 ip4:x.x.x.x include:spf.example.com ~all
このレコードを次のように変更します。v=spf1 ip4:x.x.x.x include:<Trend Micro Email SecurityサーバのSPFレコード> include:spf.example.com ~all
Trend Micro Email SecurityサーバのSPFレコードは、サービスごとに次の通りです。提供元サイトSPFレコード北米、中南米、アジア太平洋地域spf-us.tmes.trendmicro.comヨーロッパ、アフリカ地域spf.tmes.trendmicro.euオーストラリア、ニュージーランド地域spf.tmes-anz.trendmicro.com日本spf.tmems-jp.trendmicro.comシンガポールspf.tmes-sg.trendmicro.comインドspf.tmes-in.trendmicro.com中東 (アラブ首長国連邦)spf.tmes-uae.trendmicro.com注意
お使いのサイトで "spf.tmes.trendmicro.com" レコードを使用している場合、トレンドマイクロは、サイト専用に予約されている上記のSPFレコードに変更することをお勧めします。Cloud Email Gateway ProtectionサーバのSPFレコードは、Cloud Email Gateway Protectionコンソールの [ドメイン] > ドメイン名 > [送信サーバ] でも確認できます。重要
1つのドメインで指定できるSPFのTXTレコードは1つのみに限られます。ドメインに複数のSPFレコードがあると、メッセージ受信者の配信ポリシーによっては、メッセージが配信されなかったり、スパムとして分類されてしまうことがあります。