組織のデスクトップやモバイルデバイスからTMWSaaSへWebトラフィックを転送する方法の1つが、PACファイルを使用した転送です。
TMWSaaSには、デスクトップ用とモバイルデバイス用にそれぞれ初期設定のPACファイルが用意されています。詳細については、「TMWSaaSの初期設定PACファイル」を参照してください。
組織内の個人またはグループ用に新しいPACファイルを追加することもできます。
PACファイルは管理コンソールから設定および管理し、最大10個のファイルがサポートされています。すべてのPACファイルを設定したら、それらを使用してトラフィックの転送を開始します。詳細については、「PACファイルを使用したトラフィック転送」を参照してください。
手順
- に移動します。
- PACファイルを管理します。タスク詳細テーブルでデータを確認する
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PACファイル名: WindowsおよびmacOSで使用する初期設定のPACファイルのファイル名 (proxy.pac など)。
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説明: PACファイルを簡単に識別できる、わかりやすい説明。
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PACファイルの場所: TMWSaaSシステム上のPACファイルの場所 (URL形式)。初期設定のPACファイルの場所は次のとおりです。
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初期設定のグローバルのPACファイルを使用している既存の会社の場合: https://pac.iws-hybrid.trendmicro.com/proxy.pac
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初期設定の会社固有のPACファイルを使用している既存の会社の場合: https://pac-<region>.iws-hybrid.trendmicro.com/<Company ID>/proxy.pacおよびhttps://pac-<region>.iws-hybrid.trendmicro.com/<Company ID>/proxyforTMWSAgent.pac
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新しくプロビジョニングした会社の場合: https://pac-<region>.iws-hybrid.trendmicro.com/<Company ID>/proxy.pacおよびhttps://pac-<region>.iws-hybrid.trendmicro.com/<Company ID>/proxyforTMWSAgent.pac
注意
セキュリティを強化するために、新しいPACファイルへのアクセスにはHTTPSプロトコルが使用されます。URLがHTTPベースである既存のPACファイルは、引き続き、そのURLでPACファイルにアクセスできます。これらのURLは、PACファイルが更新されると、自動的にHTTPSベースに変更されます。この情報は、サポートされているブラウザでPACファイルアドレスを設定するときに使用します。詳細については、「ブラウザの設定」を参照してください。iOS/iPadOSデバイスで使用するよう選択したPACファイルが、TMWSaaSエージェントアプリで自動的に適用されます。 -
PACファイルを追加/編集する[追加] をクリックするか、[PACファイル名] で既存のPACファイルを選択して、表示される画面でオプションを設定します。詳細については、「PACファイルを設定する」を参照してください。PACファイルを削除する1つまたは複数のPACファイル (初期設定のグローバルのPACファイルを除く) を選択して [削除] をクリックします。ファイルを削除する前に、該当するPACファイルアドレス ([PACファイルの場所] 列を参照) を参照しているクライアントブラウザがないことを確認してください。参照されているファイルを削除すると、そのブラウザからTMWSaaSへトラフィックを転送できなくなります。PACファイルを複製するこの機能は、既存のファイルと設定が類似している新しいPACファイルを追加する場合に便利な方法です。PACファイルを選択して [複製] をクリックします。[PACファイル名] で複製されたPACファイルをクリックして、表示される画面でオプションを設定します。PACファイルをダウンロードする[PACファイルの場所] のリンクを右クリックして、任意の場所にファイルを保存します。PACファイルの情報を並べ替える次のいずれかの方法で、情報を昇順または降順に並べ替えます。-
列の見出しをクリックします。
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見出しの右側にある上向き/下向きの矢印をクリックします。
PACファイルを検索する[検索] テキストボックスにPACファイルの名前または説明、またはその一部を入力します。注意
テーブル内に多数のエントリがある場合は、[検索] テキストボックスに文字を入力してエントリを絞り込みます。文字を入力するたびに、その時点で入力した文字に一致するエントリが表示されます。テーブルのすべてのセルが検索され、一致するエントリが表示されます。 -
- [Microsoft 365トラフィックのプロキシをバイパスする] をオンまたはオフにします。このオプションでは、Microsoftによって分類された最適化および許可エンドポイントに対するMicrosoft 365トラフィックに、プロキシサーバとしてTMWSaaSを使用するかどうかを制御できます。このオプションをオンにした場合、TMWSaaSにより、既存および新規のPACファイルにスクリプトブロックが自動的に生成され、該当するMicrosoft 365ドメインがスキップするホストとして追加されます。このスクリプトブロックを変更すると、この機能またはPACファイル全体が正常に機能しなくなる可能性があります。そのため、スクリプトブロックを変更しないことをお勧めします。
注意
ファイアウォールが、これらのMicrosoft 365ドメインの内側にあるIPアドレスへの接続を許可するよう設定されていることを確認してください。