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Trend Micro Email Securityでは、Trend Micro Email Reputation Services (ERS) のStandardサービスとAdvancedサービスを利用します。
[Quick IP List] では、リアルタイムのスパムメール対策ソリューションであるTrend Micro Email Reputation Services Advancedサービスを利用しています。トレンドマイクロでは、スパムメールエキスパートが、自動化された専門システムのネットワークを使用してネットワークやトラフィックのパターンを常時監視しており、スパムメールの新しい送信元が見つかるとダイナミックIPレピュテーションデータベースがすぐに (ほとんどの場合は数分以内に) アップデートされます。ダイナミックIPレピュテーションデータベースはスパム行為の増減に応じて動的にアップデートされます。
ダイナミックIPレピュテーションデータベースには、次のブロックレベルがあります。
  • レベル0: オフ
    ダイナミックレピュテーションデータベースへのクエリは実行されますが、IPアドレスはいずれもブロックされません。
  • レベル1: 最も控えめ
    Trend Micro Email Securityは、一定の評価に基づき、レベル2と同量のスパムメールを許容します。IPアドレスがデータベースに保持される期間は、通常、より強力なレベルでの設定よりも短くなります。
  • レベル2: (初期設定)
    Trend Micro Email Securityは、一定の評価に基づき、より強力なレベルでの設定に比較すると、許容するスパムメール量は多くなります。ただし、スパムメール数が許容しきい値を上回ると、その送信者をダイナミックレピュテーションデータベースに追加します。IPアドレスがデータベースに保持される期間は、通常、より強力なレベルでの設定よりも短くなります。
  • レベル3:
    Trend Micro Email Securityは、一定の評価に基づき、送信者からの少量のスパムメールを許容します。ただし、スパムメール数が許容しきい値を超えると、その送信者をダイナミックレピュテーションデータベースに追加します。IPアドレスがデータベースに保持される期間は、その送信者からの別のスパムメールが検出されるかどうかによって変わります。
  • レベル4: 最も強力
    送信者のIPアドレスからスパムメッセージが1つでも検出されると、Email Reputation Servicesはその送信者をダイナミックレピュテーションデータベースに追加し、Trend Micro Email Securityはその送信者からのすべてのメッセージをブロックします。IPアドレスがデータベースに保持される期間は、その送信者からの別のスパムメールが検出されるかどうかによって変わります。
正規のメールがブロックされてしまう場合は、強度を下げてください。ネットワークに大量のスパムメールが届いている場合は、強度を上げます。ただし、この設定にした場合、正規のメール送信者からの接続もブロックされて誤検出が増える可能性があります。
注意
注意
誤検出によって信頼しているパートナー企業がブロックされないようにするには、[受信保護設定][送受信フィルタ][IPレピュテーション] の順に選択し、該当するMTAのIPアドレスを [承認済みIPアドレス] リストに追加します。
承認済みリストに含まれるIPアドレスについては、他のIPレピュテーションフィルタは省略されます。このリストは、スタンダードIPレピュテーションデータベースまたはTrend MicroEmail Reputation Services (ERS) のダイナミックIPレピュテーションデータベースにおけるステータスに関係なく、パートナー企業やその他のMTAからのすべてのメッセージを許可するのに役立ちます。IPレピュテーションの承認済みリストを使用する場合、スパムメールの全体的な検出率が低くなる可能性があります。