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手順

  1. Apex Oneサーバで<サーバインストールフォルダ>¥PCCSRV¥Admin¥Utility¥IpXferに移動します。
  2. セキュリティエージェントのエンドポイントに以下のファイルをコピーします。
    • x86プラットフォームの場合:
      • IpXfer.exe
      • DatFHS.dll (セキュリティエージェントバージョン14.0.12526以降の場合に必要)
    • x64プラットフォームの場合:
      • IpXfer_x64.exe
      • DatFHS_x64.dll (セキュリティエージェントバージョン14.0.12526以降の場合に必要)
  3. セキュリティエージェントエンドポイント上でコマンドプロンプトを開いて、実行可能ファイルのコピー先フォルダに移動します。
  4. 次の構文を使用して、エージェント移動ツールを実行します。
    <実行可能ファイル名> -s <サーバ名> -p <サーバ待機ポート> -c <エージェント待機ポート> -d <ドメインまたはドメイン階層> -e <証明書の場所およびファイル名> -pwd <エージェントのアンロードおよびアンロックの権限パスワード>

    エージェント移動ツールのパラメータ

    パラメータ
    説明
    <実行可能ファイル名>
    IpXfer.exeまたはIpXfer_x64.exe
    -s <サーバ名>
    セキュリティエージェントの移動先となるApex Oneサーバの名前。
    -p <サーバ待機ポート>
    移動先のApex Oneサーバの待機ポート(または信頼されたポート) (ローカルサーバのみ)
    Webコンソールに待機ポートを表示するには、メインメニューで [管理][設定][エージェント接続] をクリックします。
    -sp <サーバのHTTPS待機ポート>
    移動先のApex OneサーバのHTTPS通信用待機ポート (または信頼されたポート)。
    -c <エージェント待機ポート>
    セキュリティエージェントエンドポイントがサーバとの通信に使用するポート番号。
    -d <ドメインまたはドメイン階層>
    エージェントをグループメンバーとして追加するエージェントツリーのドメインまたはサブドメイン。
    ドメイン階層にはサブドメインを指定する必要があります。
    -e <証明書の場所およびファイル名>
    移動処理時にセキュリティエージェントの新しい認証証明書をインポートします。
    このパラメータを使用しない場合、新しい管理サーバから現在の認証証明書が自動的に取得されます。
    注意
    注意
    初期設定では、証明書はApex Oneサーバ上の次の場所にあります。
    <サーバインストールフォルダ>¥PCCSRV¥Pccnt¥Common¥OfcNTCer.dat
    Apex One以外のソースから証明書を使用する場合は、DER (Distinguished Encoding Rules) 形式の証明書であることを確認してください。
    -pwd <エージェントのアンロードおよびアンロックの権限パスワード>
    [権限とその他の設定] で設定したアンロード/アンロック権限パスワード。
    注意
    注意
    アンロード/アンロックパスワードが必要な場合にパスワードを指定せずにエージェント移動ツールを実行すると、エージェントの移動前に指定するように求められます。
    -dbg
    接続のデバッグログを有効にします。
    -off
    エージェント移動ツールを有効にして、オフラインステータスのセキュリティエージェントを別のApex Oneサーバに移動します。
    -off -iATASoff
    オフラインステータスのセキュリティエージェントを移動するために iATASパッケージのダウロードを無効にします。
    -upx
    プロキシサーバを使用します (オプション)。
    指定可能な値:
    • 0:無効
    • 1:有効
    -pxs
    プロキシサーバの名前またはIPアドレス。 -upx値が1のときに、この値が必要です。
    -pxp
    プロキシサーバのポート番号。 -upxの値が1のときに、この値が必要です。
    -pxu
    プロキシサーバ認証用のユーザ名 (オプション)。
    -pxw
    プロキシサーバ認証用のパスワード (オプション)。
    -acsoff
    証明書の整合性チェックをサポートしていない セキュリティエージェント を移動するためのAzureコード署名を無効にします。
    例:
    • HTTP通信を使用するApex Oneサーバの場合:
      ipXfer.exe -s Server01 -p 8080 -c 21112 -d Workgroup -pwd unlock
      ipXfer_x64.exe -s Server02 -p 8080 -c 21112 -d Workgroup\Group01 -pwd unlock
    • HTTPS通信を使用するApex Oneサーバの場合:
      ipXfer.exe -s Server01 -sp 443 -p 8080 -c 21112 -d Workgroup -pwd unlock -dbg 1
  5. 別のサーバに対するセキュリティエージェントの現在のレポートを確認するには、次の処理を実行します。
    1. セキュリティエージェントエンドポイントで、タスクトレイにあるセキュリティエージェントプログラムのアイコンを右クリックします。
    2. [コンポーネントのバージョン] を選択します。
    3. [サーバ名/ポート] フィールドで、セキュリティエージェントのレポート先となるApex Oneサーバを確認します。
      注意
      注意
      新しいApex Oneサーバが管理するエージェントツリーにそのセキュリティエージェントが表示されない場合、新しいサーバのマスターサービス (ofservice.exe) を再起動します。