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ダメージクリーンナップサービスは、ファイルベースのコンピュータウイルス、ネットワークウイルス、およびウイルスやワームの残骸 (トロイの木馬、レジストリ侵入、ウイルスファイル) を駆除します。

エージェントでは、ダメージクリーンナップサービスが検索の種類に応じて、ウイルス/不正プログラムの検索の前または後に実行されます。

  • 手動検索、予約検索、またはScanNowの実行時、セキュリティエージェントではダメージクリーンナップサービスが実行されてから、ウイルス/不正プログラムの検索に進みます。ウイルス/不正プログラムの検索時にクリーンナップが要求された場合は、ダメージクリーンナップサービスをもう一度実行できます。

  • リアルタイム検索時にセキュリティエージェントでクリーンナップが要求された場合は、先にウイルス/不正プログラムの検索が実行され、次にダメージクリーンナップサービスが実行されます。

ダメージクリーンナップサービスを実行するクリーンナップの種類を選択できます。

  • 標準クリーンナップ: セキュリティエージェントでは、標準クリーンナップの間に次のいずれかの処理が実行されます。

    • 活動中のトロイの木馬を検出および削除

    • トロイの木馬が作成したプロセスを中止

    • トロイの木馬が変更したシステムファイルを修復

    • トロイの木馬により作成されたファイルとアプリケーションを削除

  • 高度なクリーンナップ:標準クリーンナップの処理の他に、セキュリティエージェントでは、FakeAVと呼ばれる偽セキュリティソフトウェアや特定のルートキットの変種による活動が停止されます。さらに、セキュリティエージェントでは、高度なクリーンナップルールを使用して、FakeAVやルートキットの挙動を示すアプリケーションを予防的に検出および停止できます。

注:

高度なクリーンナップでは、積極的な保護を提供する一方で、誤検出の数も多くなります。

ダメージクリーンナップサービスは、[ウイルス/不正プログラムの可能性が検出された場合にクリーンナップを実行] オプションが選択されない限り、潜在的なウイルス/不正プログラムに対してクリーンナップを実行しません。このオプションは、潜在的なウイルス/不正プログラムに対する処理が、「放置 (ログのみ)」または「アクセス拒否」以外の場合にのみ選択できます。たとえば、セキュリティエージェントでリアルタイム検索時に潜在的なウイルス/不正プログラムが検出された場合、その処理が隔離であれば、最初に感染ファイルが隔離され、次に必要に応じてクリーンナップが実行されます。クリーンナップの種類 (標準または高度) は、選択内容に従います。