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デジタル署名キャッシュファイルは、手動検索、予約検索、およびScanNowの実行時に使用されます。エージェントでは、ファイルの署名がデジタル署名キャッシュファイルに追加されている場合、そのファイルは検索されません。

セキュリティエージェントでは、挙動監視に使用される同じデジタル署名パターンファイルを使用して、デジタル署名キャッシュファイルが作成されます。デジタル署名パターンファイルには、トレンドマイクロが信頼できると見なした、検索から除外可能なファイルのリストが含まれています。

注:

Windows Serverプラットフォームでは挙動監視は自動的に無効となります。デジタル署名キャッシュを有効にした場合、これらのプラットフォームにインストールされているセキュリティエージェントでは、キャッシュで使用するデジタル署名パターンファイルがダウンロードされ、その他の挙動監視コンポーネントはダウンロードされません。

エージェントでは、スケジュールに従ってデジタル署名キャッシュファイルが作成されます。このファイルはWebコンソールから設定できます。エージェントでは、次の目的でキャッシュが作成されます。

  • 最後にキャッシュファイルが作成されてからシステムに導入された、新しいファイルの署名を追加します。

  • 変更されたファイルやシステムから削除されたファイルの署名を削除します。

エージェントでは、キャッシュの作成プロセスの間、次のフォルダで信頼できるファイルが確認され、これらのファイルの署名がデジタル署名キャッシュファイルに追加されます。

  • %PROGRAMFILES%

  • %WINDIR%

キャッシュの作成プロセスは、最小限のシステムリソースしか使用しないため、エンドポイントのパフォーマンスに影響しません。エージェントでは、何らかの理由 (ホストコンピュータの電源が切断された場合や、ワイヤレスエンドポイントのACアダプタのプラグが抜かれた場合など) で中断されたキャッシュの作成タスクを再開することもできます。