従来型スキャンからスマートスキャンへの切り替え

製品ライセンス

スマートスキャンを使用するには、ライセンスが次のサービスに対してアクティベート済みで、さらにサポート契約期限切れでないことを確認します。

• ウイルス対策

• Webレピュテーションおよびスパイウェア対策

Apex Oneサーバ

エージェントがApex Oneサーバに接続可能であることを確認します。スマートスキャンに切り替わったことが通知されるのは、オンラインエージェントのみです。オフラインエージェントは、オンラインになったときに通知されます。スタンドアロンモードのエージェントは、オンラインになったときに通知されるか、またはエージェントに予約アップデートの権限がある場合には、予約アップデートの実行時に通知されます。

また、Apex Oneサーバに最新のコンポーネントがインストールされていることも確認してください。これは、スマートスキャンエージェントが、サーバからスマートスキャンエージェントパターンファイルをダウンロードする必要があるためです。

コンポーネントをアップデートする方法については、Apex Oneサーバのアップデートを参照してください。

切り替えるエージェントの数

一度に切り替えるエージェントの数を比較的少数にすることで、Apex Oneサーバのリソースを効率的に使用することができます。Apex Oneサーバは、エージェントが検索方法を変更しても、他の重要なタスクを実行できます。

タイミング

エージェントは、初めてスマートスキャンに切り替えるときに、Apex Oneサーバからスマートスキャンエージェントのフルパターンファイルをダウンロードする必要があります。スマートスキャンパターンファイルは、スマートスキャンエージェントでのみ使用されます。

ダウンロードプロセスを短時間で終了させるために、就業時間帯を避けて切り替えることを検討してください。また、サーバからエージェントをアップデートする予定がないときに切り替えることを検討してください。さらに、エージェントでの「今すぐアップデート」を一時的に無効にして、エージェントがスマートスキャンに切り替わってから再度有効にしてください。

エージェントツリー設定

検索方法は、ルート、ドメイン、または個別のエージェントレベルで設定できる、細かい設定です。スマートスキャンに切り替えると次の操作が可能になります。

• 新しいエージェントツリードメインを作成し、その検索方法としてスマートスキャンを割り当てます。このドメインに移動したすべてのエージェントは、スマートスキャンを使用します。エージェントを移動するときは、[選択したエージェントに新しいドメインの設定を適用する] の設定を有効にします。

• ドメインを選択し、スマートスキャンを使用するように設定します。そのドメインに属する従来型スキャンエージェントは、スマートスキャンに切り替わります。

• ドメインから1つ以上の従来型スキャンエージェントを選択し、スマートスキャンに切り替えます。

IPv6のサポート

スマートスキャンエージェントは、検索クエリをTrend Micro Smart Protectionソースに送信します。

IPv6シングルスタックのスマートスキャンエージェントからは、次のようなIPv4シングルスタックソースに直接クエリを送信することはできません。

• Protection Network

同様に、IPv4シングルスタックのスマートスキャンエージェントからは、IPv6シングルスタックのSmart Protection Serverにクエリを送信することはできません。

スマートスキャンエージェントがこれらのソースに接続するには、DeleGateなど、IPアドレスを変換できるデュアルスタックプロキシサーバが必要です。