Webコンソールを使用して、IPv6アドレスまたはIPv6のアドレス範囲を設定できます。設定のガイドラインを次にいくつか示します。
Apex Oneでは、標準のIPv6アドレス表記がサポートされます。
例を以下に示します。
2001:0db7:85a3:0000:0000:8a2e:0370:7334
2001:db7:85a3:0:0:8a2e:370:7334
2001:db7:85a3::8a2e:370:7334
::ffff:192.0.2.128
Apex Oneでは、次の例に示すようなリンクローカルのIPv6アドレスもサポートされます。
fe80::210:5aff:feaa:20a2
警告:Apex OneではリンクローカルのIPv6アドレスがサポートされますが、状況によっては予期したとおりに動作しない場合もあるため、リンクローカルのIPv6アドレスを指定する際には注意が必要です。たとえば、アップデート元が別のネットワークセグメント上にあり、それがリンクローカルのIPv6アドレスで識別される場合、セキュリティエージェントではそのアップデート元からアップデートできません。
IPv6アドレスがURLの一部である場合は、アドレスを角カッコ ([]) で囲みます。
IPv6のアドレス範囲では、通常、プレフィックス長を入力する必要があります。サーバでIPアドレスのクエリを実行する必要のある設定では、サーバが大量のIPアドレスについてクエリを実行する際に発生する可能性のあるパフォーマンス上の問題を回避するため、プレフィックス長の制限が適用されます。たとえば、外部サーバ管理機能の場合、プレフィックスの長さは112 (65,536個のIPアドレス) から128 (2個のIPアドレス) でなければなりません。
IPv6アドレスまたはアドレス範囲に関する設定には、セキュリティエージェントに配信されても無視されるものがあります。たとえば、Trend Micro Smart Protectionソースリストを設定しており、IPv6アドレスで識別されたSmart Protection Serverがリストに含まれている場合、IPv4セキュリティエージェントはそのサーバを無視して、他のTrend Micro Smart Protectionソースに接続します。