Agentレス保護を使用している場合、不正プログラム対策および侵入防御 (IPS) モジュールが脅威を検出したときに、Deep Security Virtual Applianceが保護されたVMにNSXセキュリティタグを適用するように構成できます。NSXセキュリティタグは、NSX
Service Composerと共に使用して、感染したVMの隔離などの特定のタスクを自動化するために使用できます。NSXタグ付けおよび動的NSXセキュリティグループの割り当てに関する詳細は、VMwareのドキュメントを参照してください。
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注意VMware NSXセキュリティタグはDeep Securityイベントタグとは異なります。NSXタグ付けはVMware vSphere環境で行われ、Deep SecurityイベントタグはDeep
Securityデータベースにあります。
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このページのトピック:
不正プログラム対策を構成してNSXセキュリティタグを適用する
不正プログラム対策モジュールを構成して、不正プログラムが検出されたときにNSXセキュリティタグを適用するには:
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[コンピュータエディタとポリシーエディタ]→[不正プログラム対策]→[詳細]→[NSXセキュリティのタグ付け] に移動します。
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[オン]を選択して機能を有効にします。
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[NSXセキュリティタグ]ドロップダウンリストから、不正プログラムが検出されたときにNSXで割り当てられるNSXセキュリティタグの名前を選択します。オプションは以下の通りです:
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ANTI_VIRUS.VirusFound.threat=low
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ANTI_VIRUS.VirusFound.threat=medium
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ANTI_VIRUS.VirusFound.threat=high
例えば、[ANTI_VIRUS.VirusFound.threat=low]を選択すると、VMで不正プログラムが検出された場合、ANTI_VIRUS.VirusFound.threat=low
というNSXセキュリティタグがVMに割り当てられます。タグ名は不正プログラムの脅威レベルとは関係がないため、不正プログラムが高い脅威をもたらす場合でもlowタグが適用されます (その逆も同様です)。 -
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必要に応じて、[修復処理に失敗した場合にのみ、NSXセキュリティタグを適用します]を選択してください。不正プログラム対策モジュールによる修復アクションが失敗した場合にのみNSXセキュリティタグを適用する場合に使用します。(修復アクションは、現在有効な不正プログラム検索の設定によって決定されます。現在有効な不正プログラム検索の設定を確認するには、[コンピュータまたはポリシーエディタ]→[不正プログラム対策]→[一般]タブに移動し、[リアルタイム検索]、[手動検索]、および[予約検索]の領域を確認してください。)
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必要に応じて[以前に適用されたNSXセキュリティタグは、この後の不正プログラム検索が不正プログラム検出イベントが生成されずに完了した場合、削除されます]を選択します。後続の不正プログラム検索で不正プログラムが検出されなかった場合にセキュリティタグを削除したい場合は、このオプションを選択してください。すべての不正プログラム検索が同じ種類である場合にのみこの設定を使用する必要があります。
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[保存] をクリックします。
侵入防御を構成してNSXセキュリティタグを適用する
侵入防御モジュールを設定してNSXセキュリティタグを適用するには、[コンピュータエディタとポリシーエディタ]→[侵入防御]→[詳細]→[NSXセキュリティタグ付け]に移動します。
侵入防御イベントの重大度レベルは、イベントを引き起こした侵入防御ルールの重大度レベルによって決まります。侵入防御ルールの重大度レベルを設定するには、[コンピュータエディタとポリシーエディタ]→[侵入防御]→ [一般]→[現在割り当てられている侵入防御ルール]に移動し、ルールをダブルクリックします。必要に応じて[重要度]フィールドを変更します。
侵入防御ルールの重要度レベルとNSXタグは次のように対応します。
侵入防御ルールの重要度
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NSXセキュリティタグ
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重要
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IDS_IPS.threat=high
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High
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IDS_IPS.threat=high
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Medium
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IDS_IPS.threat=medium
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Low
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IDS_IPS.threat=low
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タグ付けの重要度は、仮想マシンにNSXセキュリティタグが適用される侵入防御ルールの最小重要度を指定することで設定できます。
[NSXセキュリティタグの適用を開始するルール重要度]設定のオプションは次のとおりです:
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初期設定 (タグを適用しない):NSXタグは適用されません。
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重大: 侵入防御ルールが実行され、重要度が[重要]である場合、NSXタグが適用されます。
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高: 重要度が[高]または[重要]である侵入防御ルールが実行されたときに、NSXタグが適用されます。
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中: 重要度が[中]、[高]または[重要]である侵入防御ルールが実行されたときに、NSXタグが適用されます。
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低: 重要度が[低]、[中]、[高]または[重要]である侵入防御ルールが実行されたときに、NSXタグが適用されます。
防止モードと検出のみモードのルールには別々の設定があります。動作モードの詳細については、動作モードを使用してルールをテストするを参照してください。