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表 1. Deep Discovery Analyzer 7.0の新機能

機能/強化点

詳細

ネットワーク共有の検索

指定したネットワーク共有の場所にあるファイルに予約検索または手動検索を実行するようにDeep Discovery Analyzerを設定できます。

インタラクティブモード

VNC (Virtual Network Computing) 接続を介した安全な仮想アナライザ環境でのサンプル分析でのユーザ操作が可能になります。

インタフェース管理の機能強化

インタフェース管理が強化され、次の機能が提供されます。

  • ネットワークインタフェースカード (NIC) チーミング

  • ハードウェアモデル1200での10GbpsファイバNICのオプションでのサポート

    注:

    日本語版では、本NICカードはサポートしておりません。

  • 管理ポートのインタフェース設定

仮想アナライザの機能強化

内部仮想アナライザが強化され、次の機能が追加されます。

  • Windows 10 May 2020 UpdateおよびCentOS 7.8 (64ビット) イメージのサポート

  • Windowsイメージ内のMicrosoft OfficeまたはLibreOfficeに対する新しいOpenDocument (ODF) ファイルタイプ (.odt、.odp、および.ods)

  • 新しいアーカイブファイルタイプ (.alzおよび.egg)

仮想アナライザでのCentOS 7.8 (64ビット) イメージのサポートにより、次の作業が可能になります。

  • ELFおよびシェル (.sh) ファイルの分析

  • カスタムまたは事前定義のLinuxイメージ (トレンドマイクロダウンロードセンター) のアップロード

検出機能の向上

検出機能の向上により保護機能が強化され、次の機能が追加されます。

  • ICAP事前検索の結果に基づくパスワード保護ファイルの分類

  • ICAP事前検索用の新しいアーカイブファイルタイプ (.alzおよび.egg)

  • ICAP事前検索用の新しいファイルタイプ (ELF、シェル、OpenDocument)

  • ユーザ名とパスワード情報を含むFTPアドレスに対するURL検索

ストレージ管理の機能強化

ストレージ管理が強化され、次のオプションが提供されます。

  • クラスタ環境での分析結果の保存場所 (プライマリノードまたはプライマリノードとセカンダリノードの両方)

  • 検出ログの削除

高可用性クラスタでのフェイルオーバーサポートの強化

高可用性設定のフェイルオーバーオプションを有効にすることで、仮想アナライザ用の外部接続が使用できなくなった場合にパッシブなプライマリアプライアンスに切り替えることができるようになります。

Deep Discovery Directorの統合

Deep Discovery Director 5.3との統合により、次のことが可能になります。

  • Deep Discovery Directorからの不審オブジェクトリストの同期

  • 同期された不審オブジェクトリストをICAP事前検索や仮想アナライザでの分析に使用するオプション

  • Deep Discovery DirectorからのLinuxイメージの配信

    注:

    2021年7月現在、日本における本製品のリリースは準備中です。最新の提供状況については、以下をご参照ください。

    http://www.go-tm.jp/ddd

アカウント管理の機能強化

アカウント管理が強化され、次の機能が提供されます。

  • ローカルユーザアカウントを使用した初回ログオン時の初期設定パスワードの検出と変更の強制による、アカウントセキュリティの確保

  • ローカルアカウントパスワード変更時の現在のパスワードの入力の要求

  • シリアルポートを介した事前設定コンソールでの管理パスワードのリセット

Deep Discovery Analyzer 6.8および6.9からのインラインでの移行

ハードウェアモデルが1100および1200の場合、Deep Discovery Analyzer 6.8または6.9の設定を7.0に自動的に移行できます。