Control Manager 5テンプレートは、旧バージョンのControl Managerテンプレートに比べて、レポート生成の柔軟性が向上しました。Control Manager 5テンプレートでは、直接Control Managerデータベースにアクセスします。これによって、Control Managerデータベースに格納されている情報に基づいてユーザがレポートを作成できます。
Control Manager 5カスタムテンプレートを追加するには、次の手順を実行する必要があります。
[レポートテンプレートの追加] 画面にアクセスしてテンプレートの名前を設定します。
レポートテンプレートに追加するテンプレートコンポーネントを指定します。
テンプレート用のデータビューを指定します。
テンプレート用のクエリ条件を指定します。
レポートに表示されるデータとデータの表示順序を指定します。
レポートテンプレート作成を完了します。
手順1: [レポートテンプレートの追加] 画面にアクセスしてテンプレートの名前を設定する
-
に移動します。
[レポートテンプレート] 画面が表示されます。
- [追加] をクリックします。
[レポートテンプレートの追加] 画面が表示されます。
- [名前] にレポートテンプレートの名前を入力します。
- [説明] にレポートテンプレートの説明を入力します。
手順2: レポートテンプレートに追加するテンプレートコンポーネントを指定する
- レポートテンプレート要素を [作業パネル] からレポートテンプレートにドラッグします。
静的テキスト― ユーザがテンプレートに挿入するテキストです。レポートに表示される情報の簡単な説明などに使用します。
円グラフ― レポートのデータが円グラフに表示されます。
棒グラフ― レポートのデータが棒グラフに表示されます。
動的テーブル― レポートのデータが、ピボットテーブルに似た表に表示されます。
折れ線グラフ― レポートのデータが折れ線グラフに表示されます。
グリッドテーブル― レポートのデータが、アドホッククエリテーブルに似た表に表示されます。
- 複数のコンポーネントを追加して、レポートを理解しやすくします。レポートテンプレートには、1ページあたり最大3、全体で最大100までのコンポーネントを追加できます。
- 改ページと行をレポートテンプレートに追加して、データやレポートテンプレート要素をわかりやすく分割します。
手順3: テンプレート用のデータビューを指定する
- レポートテンプレート要素で [編集] をクリックします。
[<レポートテンプレート要素>の編集] の [手順1: データビュー] 画面が表示されます。
注:静的テキスト以外のコンポーネントを選択すると、[<レポートテンプレート要素>の編集] の [手順1: データビュー] 画面が表示されます。静的テキストの [編集] リンクからは、[静的テキストの編集] 画面が表示されます。
- [データビュー] 領域からクエリを実行するためのデータを選択します。データビューの詳細については、データビューについてを参照してください。
- [次へ] をクリックします。
[手順2: クエリ条件の設定] 画面が表示されます。
手順4: テンプレート用のクエリ条件を指定する
フィルタ条件を指定しないと、レポートでは該当する列の結果がすべて返されます。フィルタ条件を指定して、レポートから返された情報のデータ分析を簡単にすることをお勧めします。
- [カスタム条件] を選択します。
- データカテゴリの条件フィルタルールを指定します。
すべての条件― これを選択すると、論理積 (AND) として機能します。レポートに表示されるデータは、すべてのフィルタ条件に適合する必要があります。
いずれかの条件― これを選択すると、論理和 (OR) として機能します。レポートに表示されるデータは、いずれかのフィルタ条件に適合する必要があります。
- フィルタに適用するデータ、演算子、および特定条件を選択します。Control Managerでは、データのフィルタ用に最大20個の条件を指定できます。
手順5: レポートに表示されるデータとデータの表示順序を指定する
次の各レポート要素を選択した場合は、レポートに表示するデータを指定します。
棒グラフ
円グラフ
動的テーブル
グリッドテーブル
折れ線グラフ
棒グラフを設定する場合
- [次へ] をクリックします。
[手順3: 設計の指定] 画面が表示されます。
- [名前] に棒グラフの名前を入力します。
- [ドラッグ可能フィールド] リストから次の領域に、必要な項目をドラッグします。
データフィールド― 棒グラフの垂直軸に沿って表示されるデータを指定します。
シリーズフィールド― 水平軸に沿って表示される追加データを指定します。
カテゴリフィールド― 棒グラフの水平軸に沿って表示されるデータを指定します。
- [データフィールド] のデータプロパティを指定します。
- [値ラベル] にわかりやすいラベルを入力します。
- [集計基準] リストから、[データフィールド] に対するデータの表示方法を指定します。
インスタンスの総数― 合計発生件数が結果に反映されるように指定します。
一意のインスタンス数― 個別項目の件数のみ結果に反映されるように指定します。
値の合計― [データビュー] 列の「件数」にあるすべての値の合計が、結果に反映されるように指定します。
例: ウイルスバスター コーポレートエディションで、1台のコンピュータで同じウイルスのインスタンスが10件検出されました。合計件数の行には、10が表示されます。個別項目の件数の行には、1が表示されます。
- [カテゴリフィールド] のカテゴリプロパティを指定します。
- [ラベル名] にわかりやすい名前を入力します。
- [ソート] リストから、グラフのデータを並べ替える方法を指定します。
集計値― データの値に基づいてデータを並べ替えます。
カテゴリ名― カテゴリ名のアルファベット順に基づいてデータを並べ替えます。
昇順― データを昇順で並べ替えます。
降順― データを降順で並べ替えます。
- [カテゴリフィールド] に表示される項目の数を指定します。そのためには、[集計結果のフィルタ] を選択してから、[表示上位項目] テキストボックスに値を指定します。初期設定値は10です。
- 残りのすべての項目をグラフ上の [その他] グループに配置するには、[残りの項目の集計] を選択します。
- [シリーズフィールド] のシリーズプロパティを指定します。
- [ラベル名] にわかりやすいラベルを入力します。
- [保存] をクリックします。
[レポートテンプレートの追加] 画面が表示されます。
円グラフを設定する場合
- [次へ] をクリックします。
[手順3: 設計の指定] 画面が表示されます。
- [名前] に円グラフの名前を入力します。
- [ドラッグ可能フィールド] リストから次の領域に、必要な項目をドラッグします。
データフィールド― グラフに表示するデータの総数を指定します。
カテゴリフィールド― グラフ内でのデータの区切り方法を指定します。
例: システム全体でのウイルスの検出状況を表示する円グラフを作成する場合は、[データフィールド] にシステムでのウイルスの検出総数を指定します。[カテゴリフィールド] には、ウイルスの合計数をパーセント値として分割する方法を指定します。
- [データフィールド] のデータプロパティを指定します。
- [集計基準] リストから、[データフィールド] に対するデータの表示方法を指定します。
インスタンスの総数― 合計発生件数が結果に反映されるように指定します。
一意のインスタンス数― 個別項目の件数のみ結果に反映されるように指定します。
値の合計― [データビュー] 列の「件数」にあるすべての値の合計が、結果に反映されるように指定します。
例: ウイルスバスター コーポレートエディションで、1台のコンピュータで同じウイルスのインスタンスが10件検出されました。合計数の行では、10が表示されます。個別項目の件数の行では、1が表示されます。
- [集計基準] リストから、[データフィールド] に対するデータの表示方法を指定します。
- [カテゴリフィールド] のカテゴリプロパティを指定します。
- [ラベル名] にわかりやすいラベルを入力します。
- [ソート] リストから、グラフのデータを並べ替える方法を指定します。
集計値― データの値に基づいてデータを並べ替えます。
カテゴリ名― カテゴリ名のアルファベット順に基づいてデータを並べ替えます。
昇順― データを昇順で並べ替えます。
降順― データを降順で並べ替えます。
- [カテゴリフィールド] に表示される項目の数を指定します。そのためには、[集計結果のフィルタ] を選択してから、[表示上位項目] テキストボックスに値を指定します。初期設定値は10です。
- 残りのすべての項目をグラフ上の [その他] グループに配置するには、[残りの項目の集計] を選択します。
- [保存] をクリックします。
[レポートテンプレートの追加] 画面が表示されます。
動的テーブルを設定する場合
- [次へ] をクリックします。
[手順3: 設計の指定] 画面が表示されます。
- [名前] にテーブルの名前を入力します。
- [ドラッグ可能フィールド] リストから次の領域に、必要な項目をドラッグします。
データフィールド― テーブルに表示するデータの総数を指定します。
行フィールド― テーブル内のデータの水平方向への区切り方法を指定します。
列フィールド― テーブル内のデータの垂直方向への区切り方法を指定します。
例: データビューの「ウイルス/不正プログラムの詳細情報」を、フィルタ条件を指定せずに使用するとします。表示しようとする項目は、感染したクライアント、感染ウイルス、および管理下の製品によって実行された処理です。その場合は、次のフィールドをそれぞれ [データフィールド]、[行フィールド]、および [列フィールド] にドラッグします。
データフィールド: 検出数
行フィールド: ウイルス/不正プログラムおよび処理
列フィールド: ホスト
- [データフィールド] のデータプロパティを指定します。
- [データフィールドのタイトル] の名前を入力します。
- [集計基準] リストから、[データフィールド] に対するデータの表示方法を指定します。
インスタンスの総数― 合計発生件数が結果に反映されるように指定します。
一意のインスタンス数― 個別項目の件数のみ結果に反映されるように指定します。
値の合計― [データビュー] 列の「件数」にあるすべての値の合計が、結果に反映されるように指定します。
例: ウイルスバスター コーポレートエディションで、1台のコンピュータで同じウイルスのインスタンスが10件検出されました。合計数の行では、10が表示されます。個別項目の件数の行では、1が表示されます。
- [行フィールド] の行プロパティを指定します。
- [行ヘッダのタイトル] の名前を入力します。
- [ソート] リストから、テーブルのデータを並べ替える方法を指定します。
集計値― データの値に基づいてデータを並べ替えます。
ヘッダのタイトル― ヘッダ名のアルファベット順に基づいてデータを並べ替えます。
昇順― データを昇順で並べ替えます。
降順― データを降順で並べ替えます。
- [行フィールド] に表示される項目の数を指定します。そのためには、[集計結果のフィルタ] を選択してから、[表示上位項目] テキストボックスに値を指定します。初期設定値は10です。
- 残りのすべての項目をグラフ上の [その他] グループに配置するには、[残りの項目の集計] を選択します。
- [列フィールド] の列プロパティを指定します。
- [列ヘッダのタイトル] の名前を入力します。
- [ソート] リストから、テーブルのデータを並べ替える方法を指定します。
集計値― データの値に基づいてデータを並べ替えます。
ヘッダのタイトル― ヘッダ名のアルファベット順に基づいてデータを並べ替えます。
昇順― データを昇順で並べ替えます。
降順― データを降順で並べ替えます。
- 表示される列の数を指定します。そのためには、[集計結果のフィルタ] を選択してから、[表示上位項目] テキストボックスに値を指定します。初期設定値は10です。
- 残りのすべての項目をグラフ上の [その他] グループに配置するには、[残りの項目の集計] を選択します。
- [保存] をクリックします。
[レポートテンプレートの追加] 画面が表示されます。
折れ線グラフを設定する場合
- [次へ] をクリックします。
[手順3: 設計の指定] 画面が表示されます。
- [名前] に折れ線グラフの名前を入力します。
- [ドラッグ可能フィールド] リストから次の領域に、必要な項目をドラッグします。
データフィールド― グラフに表示するデータの総数を指定します。
シリーズフィールド― グラフ内での垂直方向のデータの区切り方法を指定します。
カテゴリフィールド― グラフ内での水平方向のデータの区切り方法を指定します。
例: データビューの「ウイルス/不正プログラムの詳細情報」を、フィルタ条件を指定せずに使用するとします。グラフに表示したい項目は、一定期間におけるウイルスの感染状況です。その場合は、次のフィールドをそれぞれ [データフィールド]、[シリーズフィールド]、および [カテゴリフィールド] にドラッグします。
データフィールド: 検出数
カテゴリフィールド: 生成
シリーズフィールド: ウイルス/不正プログラム
- [データフィールド] のデータプロパティを指定します。
- [値ラベル] にわかりやすいラベルを入力します。
- [集計基準] リストから、[データフィールド] に対するデータの表示方法を指定します。
インスタンスの総数― 合計発生件数が結果に反映されるように指定します。
一意のインスタンス数― 個別項目の件数のみ結果に反映されるように指定します。
値の合計― [データビュー] 列の「件数」にあるすべての値の合計が、結果に反映されるように指定します。
例: ウイルスバスター コーポレートエディションで、1台のコンピュータで同じウイルスのインスタンスが10件検出されました。合計数の行では、10が表示されます。個別項目の件数の行では、1が表示されます。
- [カテゴリフィールド] のカテゴリプロパティを指定します。
- [ラベル名] にわかりやすいラベルを入力します。
- [ソート] リストから、グラフのデータを並べ替える方法を指定します。
集計値― データの値に基づいてデータを並べ替えます。
カテゴリ名― カテゴリ名のアルファベット順に基づいてデータを並べ替えます。
昇順― データを昇順で並べ替えます。
降順― データを降順で並べ替えます。
- [カテゴリフィールド] に表示される項目の数を指定します。そのためには、[集計結果のフィルタ] を選択してから、[表示上位項目] テキストボックスに値を指定します。初期設定値は10です。
- 残りのすべての項目をグラフ上の [その他] グループに配置するには、[残りの項目の集計] を選択します。
- [シリーズフィールド] のシリーズプロパティを指定します。
- [ラベル名] にわかりやすいラベルを入力します。
- [保存] をクリックします。
[レポートテンプレートの追加] 画面が表示されます。
グリッドテーブルを設定する場合
- [次へ] をクリックします。
[手順3: 設計の指定] 画面が表示されます。
- [名前] にテーブルの名前を入力します。
- テーブルに表示する列と列の表示順序を指定します。
- 列の並べ替え方法を指定します。
- テーブルに表示する項目の数を指定します。
- [保存] をクリックします。
[レポートテンプレートの追加] 画面が表示されます。
手順6: レポートテンプレート作成を完了する
- レポートテンプレートの要素を必要に応じて追加または削除します。
- [保存] をクリックします。