次の表に、設定可能なIPv4アドレスオブジェクト、IPv6アドレスオブジェクト、およびFQDN (完全修飾ドメイン名) オブジェクトのパラメータを示します。

アドレスオブジェクトのパラメータ

パラメータ
説明
オブジェクト名
オブジェクトの内容がわかるように名前を指定します。この名前は、セキュリティポリシーを定義するときにアドレスのリストに表示されます。大文字と小文字が区別され、一意の名前を指定する必要があります。使用できる文字は、英字、数字、スペース、ハイフン、およびアンダースコアのみです。
種類
次のいずれかで、アドレスの種類を指定します。
  • IPv4
  • IPv6
  • FQDN
ブリッジモードおよびソフトウェアスイッチで使用するオブジェクトには、IPv4アドレスとIPv6アドレスの両方を設定できます。また、FQDNはIPv4アドレスかIPv6アドレスのどちらかに解決できます。
ルーティングモードで使用するオブジェクトには、IPv4アドレスを設定できます。FQDNはIPv4アドレスに解決する必要があります。
アドレス
IPv4アドレス:
次のいずれかの形式でIPアドレスまたはネットワークを指定します。
  • ip_address
  • ip_address_range
  • ip_address/bitmask
例: 192.168.1.1、192.168.1.1-192.168.1.10、または192.168.80.0/24
IPv6アドレス
次のいずれかの形式でIPv6アドレスまたはネットワークを指定します。
  • ipv6_address
  • ipv6_address_range
  • ipv6_address/bitmask (IPv6 CIDR)
例:
2001:db8:123:1::1、2001:db8:123:1::1-2001:db8:123:1::10、または2001:db8:123:1::/64
FQDN
次のいずれかの形式でFQDNを指定します。
  • [domain].[tld]
  • [hostname].[domain].[tld]
注意
注意
FQDNオブジェクトは、あいまい一致にワイルドカード文字 (*) を使用できます。ワイルドカードはFQDNの途中や末尾ではなく先頭のみで使用するように注意してください。
例:
  • 完全なFQDN: example.comまたはhost.example.com
  • ワイルドカードを含むFQDN: *.com*example.com、または*.example.com
注意
注意
FQDNオブジェクトタイプは、送信元/送信先の接続に一致するポリシールールを設定する場合にのみ使用できます。