目的: HTTPS復号プロファイルを設定します。このプロファイルで、IPv4 HTTPSトラフィックを識別したり、特定のURLカテゴリをIPv4 HTTPS検査から除外したりできます。
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手順
- 必要に応じて、セキュリティプロファイルを有効にします。
- カスタムHTTPSポートは、カンマで区切って5つまで入力できます。初期設定のポートは443と8443です。このリストのポートを送信先とするHTTPSトラフィックは、復号化され検索されます。
重要
メールセキュリティ対策プロファイルでセキュアなメール (SMTPS、POP3S、IMAPS) を有効にした場合、有効にしたセキュアなメールプロトコルで使用されるポートをHTTPSポートリストに入力すると、HTTPS検査で問題が発生する可能性があるため追加できません。たとえば、メールセキュリティ対策プロファイルでSMTPSを有効にし、初期設定のSMTPSポート (465) を使用する場合、HTTPSポートリストにポート465を入力することはできません。 - [スマートバイパスを有効にする] をオンまたはオフにすることで、スマートバイパスを有効または無効にします。
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有効の場合、Cloud EdgeがWebサイトのトラフィックを最初に復号化できないとき、そのWebサイトは承認済みリストに登録され、後続のトラフィックの復号化および検索は行われません。Webページは画像とCSSを含んだ状態で表示されます。この場合、不正なWebサイトの検索が実行されないおそれがあります。
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無効 (初期設定) の場合、ユーザはCloud Edge証明書を信頼することをブラウザ内で選択して、Webサイトを続行できます。これにより、Cloud EdgeによってWebページが表示されます。画像とCSSファイルは表示されません。
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Cloud Edge 6.0 SP1以降のゲートウェイでサポートされます。
注意
URLカテゴリの除外設定および送信元アドレスの除外設定が、自動スマートバイパスよりも優先されます。 -
- [証明書の信頼を有効にする] をオンまたはオフにすることで、証明書の信頼動作を設定します。
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無効 (初期設定) の場合、安全なWebサイトのサーバ証明書が無効なときに、Cloud Edgeによって警告が生成されます。ユーザはブラウザの警告に従って、Webサイトを続行するかどうかを選択する必要があります。
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有効の場合、証明書が無効なときでもCloud Edgeは自動的にその証明書を信頼します。無効な証明書に関するブラウザの警告は表示されず、ユーザが証明書の詳細を参照することはできません。ユーザは安全なWebサイトにアクセスするかどうかを自分で選択できず、常に警告なしでサイトに移動します。Cloud Edgeの検索によって攻撃が検出されない場合、ユーザは不正なWebサイトにアクセスし、気付かずに感染してしまう可能性があります。
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- URLカテゴリの除外設定を行います。「URLカテゴリグループ」を参照してください。
- [グローバル許可リストの変更] をクリックして許可リストを設定します。「許可リストとブロックリスト」を参照してください。
- IPv4アドレスオブジェクトを追加して、除外する送信元アドレスを設定します送信元アドレスの除外設定は、HTTPSトラフィック検査をバイパスし、その送信元アドレスからのすべてのHTTPSトラフィックへのアクセスをエンドポイントに許可します。
注意
HTTPS検査はIPv4トラフィックに対してのみ実行されます。IPv6トラフィックは復号化および検索されません。IPv6 HTTPSトラフィックは、検索されずにエンドポイントを通過します。 - デバイスカテゴリの除外設定を行います。
- [保存] をクリックします。