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不正プログラム対策プロファイルでは、新たに出現するセキュリティ上の脅威に対する保護を提供できます。このプロファイルは、不正プログラムやネットワークに対するその他の脅威から保護するためにすべてのポリシーで使用できます。不正プログラム対策のグローバルセキュリティプロファイルをポリシーで有効にすると、ネットワーク接続の検索が実行されてWebベースのコンテンツが不正プログラムから保護されます。

不正プログラム対策プロファイルは、不正プログラム検査の対象となるアプリケーションと、不正プログラムが検出されたときに実行する処理を特定します。初期設定のプロファイルを使用した場合、リストされたすべてのプロトコルデコーダについて不正プログラムの有無が調査され、検出された不正プログラムのタイプに応じてポリシーで定義されている処理が実行されます。

必要に応じてクラウド検索を有効にし、IPv4トラフィックに対してクラウドベースの不正プログラム検索を実行できます。クラウド検索を有効にすると、不正プログラム分析のため、IPv4トラフィックがWebクラウド検索サーバにリダイレクトされます。IPv6トラフィックは、従来型の不正プログラム検索機能により検索されます。

必要に応じてスマートスキャンを有効にし、不正プログラム検索を強化できます。スマートスキャンは、次世代のクラウドベース保護ソリューションです。このソリューションは、スマートスキャンサーバを活用し、クラウド上に格納された署名によってIPv4およびIPv6トラフィックの脅威を検索する高度な検索アーキテクチャを提供します。スマートスキャンが有効になっていない場合、またはスマートスキャンでオブジェクトを検索できない場合、標準の検索機能が使用されます。

スマートスキャンサーバのパターンは頻繁にアップデートされるため、スマートスキャンを有効にすると、パフォーマンスおよびセキュリティが向上します。

注:
  • ハードウェアスイッチチップセットを備えたCloud Edgeゲートウェイをブリッジモードで配信する場合、高セキュリティイントラネットセキュリティ設定でのみイントラネットトラフィックの不正プログラム検索がサポートされます。

  • バランスおよび高速イントラネットセキュリティ設定では、イントラネットトラフィックでの不正プログラムの検索は行われません。

  • 外部ネットワークでの不正プログラム検索は、3つすべてのイントラネットセキュリティ設定でサポートされます。

Cloud Edge 6.0 SP1以降では、高度な検索を提供するWebトラフィックの機械学習型検索を有効にできます。

スマートスキャンと機械学習型検索の両方を有効にすると、Webトラフィックは先にスマートスキャンで検索され、その後に機械学習型検索で検索されます。優先順位は、クラウド検索 > スマートスキャン > 機械学習型検索の順になります。