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Apex Oneサーバとエージェントをバージョンアップする前に、以下の点に注意してください。
  1. データの損失に備え、Apex Oneサーバで以下のフォレンジックスフォルダとデータベースのバックアップを手動で作成してください。
    • <Apex Oneサーバのインストールフォルダ>¥PCCSRV¥Private¥DLPForensicData
    • <Apex Oneサーバのインストールフォルダ>¥PCCSRV¥Private¥DLPForensicDataTracker.db
    重要
    重要
    以下のファイルの場所を記録します。バージョンアッププロセスが完了したら、フォレンジックスフォルダとデータベースを元の場所に復元します。
  2. インストールパッケージには、ファイアウォールドライバのアップデートが含まれています。現在のサーバのバージョンでApex Oneファイアウォールを有効にしている場合、このパッケージを配信すると、以下のエージェントエンドポイントがネットワークから切断される可能性があります。
    • ファイアウォールドライバのアップデートが開始されると、エージェントエンドポイントが一時的にネットワークから切断されます。切断する際、ユーザへの通知は行われません。
      Apex One Web コンソールには、ファイアウォールドライバのアップデートをエージェントエンドポイントの再起動後まで延期するオプションがあり、初期設定で有効になっています。切断の問題を回避するには、このオプションを有効にします。
      このオプションの設定は、次の方法で確認できます。
      1. [エージェント][グローバルエージェント設定] に移動し、[セキュリティ設定] タブをクリックします。
      2. [ファイアウォール設定] セクションに移動します。オプションは [システムの再起動後にApex Oneファイアウォールドライバをアップデートする] です。
    • パッケージの配信後も、エージェントエンドポイントにはTDIドライバの以前のバージョンがまだ存在します。新しいバージョンはエンドポイントを再起動するまでロードされません。すぐに再起動しない場合は、セキュリティエージェントの使用時に問題が発生する可能性があります。
      Webコンソールで再起動の通知メッセージを表示するオプションが有効になっていれば、再起動を求めるメッセージが表示されます。ただし、ユーザが後で再起動するように選択した場合、メッセージが再度表示されることはありません。このオプションが無効になっている場合、ユーザへの通知は行われません。
      再起動の通知メッセージを表示するオプションは、初期設定で有効になっています。このオプションの設定は、次の方法で確認できます。
        1. [エージェント][グローバルエージェント設定] に移動し、[エージェント制御] タブをクリックします。
        2. [警告設定] セクションに移動します。[新しいカーネルモードドライバのロードに、エンドポイントの再起動が必要な場合は通知メッセージを表示] オプションが選択されていることを確認してください。
  3. 以下の場合、このバージョンへのApex Oneサーバのバージョンアップは行えません。
    • サーバのバージョンアップ時にエージェントでログオンスクリプト (AutoPcc.exe) が実行されている。サーバをバージョンアップする前に、ログオンスクリプトを実行しているエージェントがないことを確認してください。
    • サーバでデータベース関連タスクが実行されている。バージョンアップを実行する前に、サーバデータベース (DbServer.exe) の状態を確認してください。たとえば、Windowsタスクマネージャーを開き、DbServer.exeのCPU使用率が「00」であることを確認します。CPU使用率がこれよりも高い場合は、データベース関連タスクが完了して使用率が「00」になるまで待ちます。バージョンアップの実行時にエラーが発生する場合は、データベースファイルがロックされている可能性があります。この場合は、サーバコンピュータを再起動してファイルのロックを解除してから、再度バージョンアップを実行します。
次のいずれかのバージョンアップ方法を使用します。