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トレンドマイクロのアップデートサーバからのダウンロード用に、最新バージョンの完全なパターンファイルが入手可能になったときには、14個の「差分パターンファイル」も入手可能になります。差分パターンファイルは、完全なパターンファイルよりもサイズが小さなバージョンで、以前の完全なパターンファイルと最新バージョンの差分に相当します。たとえば、最新バージョンが175の場合、差分パターンファイルv_173.175には、バージョン173に存在しないバージョン175のシグネチャが含まれています。パターンファイル番号は2ずつ増やされるため、バージョン173は前の完全なパターンファイルのバージョンです。差分パターンファイルv_171.175には、バージョン171に存在しないバージョン175のシグネチャが含まれています。
Trend Micro Apex Oneでは、最新パターンファイルをダウンロードするときに生じるネットワークトラフィックを軽減するために、コンポーネントの複製が実行されます。これは、Trend Micro Apex Oneサーバまたはアップデートエージェントが差分パターンファイルのみをダウンロードするコンポーネントのアップデート方法です。アップデートエージェントがコンポーネントの複製を実行する方法については、アップデートエージェントのコンポーネントの複製を参照してください。
コンポーネントの複製は、次のコンポーネントに適用されます。
  • ウイルスパターンファイル
  • スマートスキャンエージェントパターンファイル
  • ダメージクリーンナップテンプレート
  • IntelliTrap除外パターンファイル
  • スパイウェア/グレーウェアパターンファイル
  • スパイウェア監視パターンファイル