管理者は、フォレンジックスフォルダの場所と削除スケジュール、およびエージェントからアップロードされるファイルの最大サイズをTrend Micro Apex OneのINIファイルを変更することによって変更できます。
警告
警告
情報漏えい対策イベントをログに記録した後でフォレンジックスフォルダの場所を変更すると、データベースのデータと既存のフォレンジックスファイルの場所との関連付けが分断される原因となります。フォレンジックスフォルダの場所を変更した後に、既存のフォレンジックスファイルを手動で新しいフォレンジックスフォルダに移動することをお勧めします。
次の表は、Trend Micro Apex Oneサーバにある<サーバインストールフォルダ>¥PCCSRV¥Private¥ofcserver.iniファイルで使用可能なサーバ設定の概要を示しています。

PCCSRV¥Private¥ofcserver.iniでのフォレンジックスフォルダサーバの設定

目的
INI設定
ユーザ指定のフォレンジックスフォルダを有効にする
[INI_IDLP_SECTION]
EnableUserDefinedUploadFolder
0: 無効 (初期設定)
1: 有効
ユーザ指定のフォレンジックスフォルダを設定する
[INI_IDLP_SECTION]
UserDefinedUploadFolder
注意
注意
  • 管理者は、情報漏えい対策にこの設定を適用する前に、EnableUserDefinedUploadFolderの設定を有効にする必要があります。
  • フォレンジックスフォルダの初期設定の場所:
    <サーバインストールフォルダ>¥PCCSRV¥Private¥DLPForensicData
  • ユーザ指定のフォレンジックスフォルダは、サーバコンピュータ上の物理ドライブ (内部または外部) になければなりません。Trend Micro Apex Oneは、ネットワークドライブのマッピングはサポートしていません。
初期設定値:<この値はカスタマー定義のフォルダパスに置き換えてください。例:C:¥VolumeData¥OfficeScanDlpForensicData>
ユーザ指定値:サーバコンピュータ上のドライブの物理的な場所でなければなりません。
フォレンジックスデータファイルの削除を有効にする
[INI_IDLP_SECTION]
ForensicDataPurgeEnable
0: 無効
1: 有効 (初期設定)
フォレンジックスデータファイルの削除チェック間隔を設定する
[INI_IDLP_SECTION]
ForensicDataPurgeCheckFrequency
注意
注意
  • 管理者は、Trend Micro Apex Oneでこの設定を適用する前に、ForensicDataPurgeEnableの設定を有効にする必要があります。
  • Trend Micro Apex Oneは、ForensicDataExpiredPeriodInDaysで指定された有効期限を過ぎたデータファイルのみを削除します。
1: 月次、毎月1日の00:00時
2: 週次 (初期設定)、毎週日曜日の00:00時
3: 日次、毎日00:00時
4: 毎時、毎時00分
フォレンジックスデータファイルをサーバに保存する期間を設定する
[INI_IDLP_SECTION]
ForensicDataExpiredPeriodInDays
初期設定値 (日数): 180
最小値: 1
最大値: 3650
フォレンジックスファイルのディスク容量チェック間隔を設定する
[INI_SERVER_DISK_THRESHOLD]
MonitorFrequencyInSecond
注意
注意
フォレンジックスデータフォルダの利用可能なディスク容量が、InformUploadOnDiskFreeSpaceInGbの設定で指定された値より小さくなると、Trend Micro Apex OneはWebコンソールでイベントログを記録します。
初期設定値 (秒数): 5
フォレンジックスファイルのディスク容量チェックのアップロード頻度を設定する
[INI_SERVER_DISK_THRESHOLD]
IsapiCheckCountInRequest
注意
注意
フォレンジックスデータフォルダの利用可能なディスク容量が、InformUploadOnDiskFreeSpaceInGbの設定で指定された値より小さくなると、Trend Micro Apex OneはWebコンソールでイベントログを記録します。
初期設定値 (ファイル数): 200
ディスク空き容量不足通知を実行する最小ディスク容量を設定する
[INI_SERVER_DISK_THRESHOLD]
InformUploadOnDiskFreeSpaceInGb
注意
注意
フォレンジックスデータフォルダ内の利用可能なディスク容量が設定値より少なくなると、Trend Micro Apex OneはWebコンソールにイベントログを記録します。
初期設定値 (GB): 10
エージェントからフォレンジックスデータファイルをアップロードするために必要な最小容量を設定する
[INI_SERVER_DISK_THRESHOLD]
RejectUploadOnDiskFreeSpaceInGb
注意
注意
フォレンジックスデータフォルダの利用可能なディスク容量が設定値より少なくなると、エージェントはフォレンジックスデータファイルをサーバにアップロードせず、Trend Micro Apex OneはWebコンソールにイベントログを記録します。
初期設定値 (GB): 1
次の表は、Trend Micro Apex Oneサーバ上にある<サーバインストールフォルダ>¥PCCSRV¥ofcscan.iniファイルで使用可能なセキュリティエージェントの設定の概要を示しています。

PCCSRV¥ofcscan.iniでのフォレンジックスファイルのエージェント設定

目的
INI設定
フォレンジックスデータファイルのサーバへのアップロードを有効にする
UploadForensicDataEnable
0: 無効
1: 有効 (初期設定)
セキュリティエージェントがサーバにアップロードできるファイルの最大サイズを設定する
UploadForensicDataSizeLimitInMb
注意
注意
セキュリティエージェントは、設定サイズよりも小さいファイルのみをサーバに送信します。
初期設定値 (MB): 10
最小値: 1
最大値: 20
フォレンジックスデータファイルをセキュリティエージェントに保存する期間を設定する
ForensicDataKeepDays
注意
注意
セキュリティエージェントは、指定の有効期間を過ぎたフォレンジックスデータファイルを前日の削除時刻に基づいて1日1回削除します。
初期設定値 (日数): 180
最小値: 1
最大値: 3650
セキュリティエージェントがサーバとの接続をチェックする間隔を設定する
ForensicDataDelayUploadFrequenceInMinutes
注意
注意
セキュリティエージェントは、フォレンジックスファイルをサーバに自動的にアップロードできない場合、指定された間隔でファイルのアップロードを試みます。
初期設定値 (分数): 5
最小値: 5
最大値: 60