アプリの監視および制御ポリシーにより、モバイルデバイスにインストールされているアプリのサーバ側の制御が可能になり、必須アプリがモバイルデバイスにプッシュされるようになります。
アプリの監視および制御ポリシーを設定するには、[ポリシー] をクリックし、ポリシー名をクリックして、[アプリの監視および制御ポリシー] をクリックします。
  • 必須アプリ ― リストに追加したすべてのアプリがモバイルデバイスにプッシュされます。VPNをアプリにリンクすることもできます。これにより、アプリは常にこのVPNを使用してネットワークに接続するようになります。
  • 許可するアプリ ― 承認済みリストおよびブロックリストを使用して、モバイルデバイスにインストールするアプリを制御します。
    iOSモバイルデバイスの場合、ポリシーに準拠していないアプリがあると、Mobile Securityは管理者およびユーザに通知を送信します。
    Androidモバイルデバイスの場合、Mobile Securityはポリシーに準拠していないアプリをブロックし、他のすべてのアプリを許可します。
    • システムアプリのブロックを有効にする (Androidのみ):
      Mobile Securityは、Androidモバイルデバイス上のすべてのシステムアプリをブロックします。
    • 指定されたカテゴリのアプリを管理: モバイルデバイス上で有効または無効にするアプリケーションカテゴリを選択します。それらのカテゴリに属するアプリを承認済みリストまたはブロックリストに追加することで、例外を設定することもできます。たとえば、「ゲーム」というカテゴリタイプを無効にした場合、Mobile Securityは、そのカテゴリに属するすべてのアプリをブロックします。ただし、そのアプリが承認済みリストに記載されている場合はブロックされません。
      Mobile Securityは、次の優先順位に従ってアプリを許可またはブロックします。
      1. 承認済みリスト ― Mobile Securityは、無効にしたカテゴリに属しているアプリであっても、承認済みリストに指定されているアプリを許可します。
      2. ブロックリスト ― Mobile Securityは、有効にしたカテゴリに属しているアプリであっても、ブロックリストに指定されているアプリをブロックします。
      3. アプリの許可 ― Mobile Securityは、アプリが属しているカテゴリの、ユーザが選択した許可の状況に従ってアプリを許可またはブロックします。
    • アプリの許可を有効にする (Androidのみ): Androidモバイルデバイス上で有効または無効にするアプリケーションサービスを選択します。それらのサービスを使用するアプリを承認済みリストまたはブロックリストに追加することで、例外を設定することもできます。たとえば、「データの読み取り」というサービスタイプを無効にした場合、Mobile Securityは、データの読み取りサービスを使用するすべてのアプリをブロックします。ただし、そのアプリが承認済みリストに記載されている場合はブロックされません。
      Mobile Securityは、次の優先順位に従ってアプリを許可またはブロックします。
      1. 承認済みリスト ― Mobile Securityは、無効にしたサービスを使用するアプリであっても、承認済みリストに指定されているアプリを許可します。
      2. ブロックリスト ― Mobile Securityは、有効にしたサービスを使用するアプリであっても、ブロックリストに指定されているアプリをブロックします。
      3. アプリの許可 ― Mobile Securityは、アプリが使用するサービスの、ユーザが選択した許可の状況に従ってアプリを許可またはブロックします。
    • 次のアプリのみを許可する: ユーザがモバイルデバイスで使用することを許可するアプリを承認済みリストに追加します。有効な場合は、次のようになります。
      • Mobile Securityは、承認済みリストに記載されていないアプリを検出すると、Androidモバイルデバイス上に警告のポップアップメッセージを表示します。
      • iOSデバイスでは、Mobile Securityは、承認済みリストに記載されていないアプリを検出すると、ユーザにメール通知を送信します。
    • 次のアプリのみをブロックする: ユーザがモバイルデバイスで使用することを許可しないアプリをブロックリストに追加します。有効な場合は、次のようになります。
      • Mobile Securityは、ブロックリストに記載されているアプリを検出すると、Androidモバイルデバイス上に警告のポップアップメッセージを表示します。
      • iOSデバイスでは、Mobile Securityは、ブロックリストに記載されているアプリを検出すると、ユーザにメール通知を送信します。
    • アプリのロック (監視モードの場合のみ) ― iOSモバイルデバイスで、指定されたアプリのみを使用できるように制限します。
Mobile Securityは、制限されたアプリの有無を調べ、次のいずれかの方法でユーザにメールアラートを送信します。
  • [管理] → [コミュニケーションサーバの設定] → [共通設定] (タブ) の [情報を収集する頻度] の設定に従って自動的に送信します。
  • [管理] → [コミュニケーションサーバの設定] → [共通設定] (タブ) の [情報を収集する頻度] の設定を更新したときに送信します。