感染ファイル暗号化処理の復元

感染ファイルが開かれないようにするために、ビジネスセキュリティでは、次の時点でファイルが暗号化されます。

  • ファイルを隔離する前

  • 駆除を実行する前のファイルをバックアップするとき

ビジネスセキュリティでは、ファイルから情報を取得する必要がある場合に、そのファイルを復号化し、復元できるツールが提供されています。ビジネスセキュリティでは、次のファイルを復号化および復元できます。

表 1. ビジネスセキュリティで復号化および復元可能なファイル

ファイル

説明

クライアントで隔離されたファイル

このファイルは次のディレクトリにあります。

  • <ビジネスセキュリティクライアントのインストールフォルダ>\SUSPECT\Backup

    または<ビジネスセキュリティクライアントのインストールフォルダ>\quarantine

このファイルは、指定された隔離ディレクトリ (通常はビジネスセキュリティサーバのディレクトリ) にアップロードされます。

指定された隔離ディレクトリの隔離されたファイル

初期設定では、このディレクトリはビジネスセキュリティサーバコンピュータに配置されます (<ビジネスセキュリティサーバのインストールフォルダ>\PCCSRV\Virus)。このディレクトリを変更するには、[オプション設定] > [グローバル設定] > [システム] タブの [隔離フォルダ設定] に移動します。

バックアップされた暗号化ファイル

このファイルは、ビジネスセキュリティクライアントで駆除可能な、感染ファイルのバックアップです。これらのファイルは次のフォルダにあります。

  • <ビジネスセキュリティクライアントのインストールフォルダ>\Backup

これらのファイルを復元するには、ユーザがクライアントの隔離ディレクトリに移動する必要があります。

警告:

感染したファイルを復元すると、他のファイルやクライアントにウイルス/不正プログラムの感染が拡大するおそれがあります。ファイルを復元する前に、感染したクライアントを分離し、このクライアントの重要なファイルをバックアップ場所に移動してください。