プログラム設定の保存と復元

ビジネスセキュリティサーバをロールバックできるように、ビジネスセキュリティサーバデータベースと重要な設定ファイルのコピーを保存できます。以前の設定の復元が必要になるのは、問題が発生したためにビジネスセキュリティサーバを再インストールする場合や、直前の設定に戻す必要が生じた場合です。

  1. ビジネスセキュリティサーバの「Trend Micro Security Server Master Service」を停止します。
  2. 以下のファイルおよびフォルダを、別の場所に手動でコピーします。
    警告:

    この作業にバックアップ用のツールやアプリケーションを使用しないでください。

    C:\Program Files\Trend Micro\Security Server\PCCSRV

    • ofcscan.ini ― グローバル設定を含んでいます。

    • ous.ini ―ウイルス対策コンポーネントインストールのアップデート元のテーブルを含んでいます。

    • Privateフォルダ ―ファイアウォールおよびアップデート元の設定を含んでいます。

    • Web\TmOPPフォルダ ―大規模感染予防の設定を含んでいます。

    • Pccnt\Common\OfcPfw.dat ―ファイアウォールの設定を含んでいます。

    • Download\OfcPfw.dat ―ファイアウォールインストール設定を含んでいます。

    • Logフォルダ ―システムイベントおよび接続状態の確認ログを含んでいます。

    • Virusフォルダ ―ビジネスセキュリティによって感染ファイルが隔離されるフォルダです。

    • HTTPDBフォルダ ―ビジネスセキュリティデータベースを含んでいます。

  3. ビジネスセキュリティサーバをアンインストールします。ビジネスセキュリティサーバをアンインストールするを参照してください。
  4. 新規インストールを実行します。『ビジネスセキュリティインストールガイド』を参照してください。
  5. セットアッププログラムが完了したら、復元先コンピュータ上の「Trend Micro Security Server Master Service」を停止します。
  6. バックアップファイルに記載されているウイルスパターンファイルのバージョンを更新します。
    1. 再インストール後のサーバから現在のウイルスパターンファイルのバージョンを確認します。

      \Trend Micro\Security Server\PCCSRV\Private\component.ini. [6101]

      ComponentName==ウイルスパターンファイル

      Version=xxxxxx 0 0

    2. バックアップファイル内のウイルスパターンファイルのバージョンをアップデートします。

      \Private\component.ini

      注: ビジネスセキュリティサーバのインストール先を変更している場合、バックアップファイルのofcscan.ini\private\ofcserver.iniのパス情報を更新する必要があります。
  7. 作成したバックアップを使用して、ビジネスセキュリティデータベースと対象コンピュータ上のPCCSRVフォルダ内の関連ファイルと関連フォルダを上書きします。
  8. Trend Micro Security Server Master Serviceを再起動します。