ビジネスセキュリティサーバは、自動的に次のアップデートを実行します。
インストール直後は、ビジネスセキュリティサーバはトレンドマイクロのアップデートサーバからアップデートを取得します。
起動するたびに、ビジネスセキュリティサーバはコンポーネントおよび大規模感染予防ポリシーをアップデートします。
初期設定では、自動アップデートは1時間ごとに実行されます (アップデート間隔は管理コンソールから変更できます)。
アップデートが急を要する場合は、管理コンソールから手動アップデートを実行できます。
アップデート後、ビジネスセキュリティサーバはコンポーネントアップデートをビジネスセキュリティクライアントに自動的に配信します。ビジネスセキュリティクライアントに配信されるコンポーネントの詳細については、updatable_components.html#GUID-819E198F-FD3D-4DF7-B11E-7EC853648DDFを参照してください。
IPv6シングルスタックのビジネスセキュリティサーバは、次のタスクを実行できません。
トレンドマイクロのアップデートサーバまたはIPv4シングルスタックの代替のアップデート元から直接アップデートを入手すること
IPv4シングルスタックのビジネスセキュリティクライアントへアップデートを直接配信すること
同様に、IPv4シングルスタックのビジネスセキュリティサーバは、IPv6シングルスタックのカスタムアップデート元から直接アップデートを取得したり、IPv6シングルスタックのビジネスセキュリティクライアントにアップデートを直接配信することはできません。
このような状況で、ビジネスセキュリティサーバがアップデートを取得および配信できるようにするには、DeleGateなどのIPアドレスを変換できるデュアルスタックプロキシサーバが必要です。
プロキシサーバを使用してインターネットに接続する場合は、最新コンポーネントを正常にダウンロードできるように [オプション設定] > [グローバル設定] > [プロキシ] タブでプロキシを適切に設定する必要があります。
トレンドマイクロでは、クライアントの保護を最新の状態に保つために、パターンファイルを定期的にリリースします。パターンファイルは定期的にアップデートされるため、ビジネスセキュリティサーバでは、パターンファイルのダウンロードを迅速化するためのコンポーネントの複製というメカニズムを使用します。
最新バージョンのパターンファイル全体がトレンドマイクロのアップデートサーバからダウンロード可能である場合、差分パターンファイルもダウンロードすることができます。差分パターンファイルは、パターンファイル全体の一部で、以前のバージョンと最新バージョン間の変更部分を表します。たとえば、最新バージョンが175である場合、差分パターンファイルv_173.175には、バージョン173には存在しなかったバージョン175のシグネチャが含まれます (パターンファイルの番号はリリースごとに2ずつ増加するため、バージョン173はパターンファイル全体の前のバージョンです)。差分パターンファイルv_171.175には、バージョン171には存在しなかったバージョン175のシグネチャが含まれます。
最新のパターンファイルをダウンロードする際に生成されるネットワークトラフィックを減らすために、ビジネスセキュリティサーバはコンポーネントの複製を実行します。これは、サーバで差分パターンファイルのみをダウンロードする場合に使用されるコンポーネントのアップデート方法です。コンポーネントの複製を利用するには、ビジネスセキュリティサーバが定期的にアップデートされている必要があります。そうでないと、サーバはパターンファイル全体をダウンロードするよう強制されます。
コンポーネントの複製は次のコンポーネントに適用されます。
ウイルスパターンファイル
スマートスキャンエージェントパターン
ダメージクリーンナップテンプレート
IntelliTrap除外パターンファイル
スパイウェアパターンファイル