アップデートエージェントは、ビジネスセキュリティサーバやアップデートサーバから最新のコンポーネントを受信して、他のビジネスセキュリティクライアントに配信できるビジネスセキュリティクライアントです。
クライアントとビジネスセキュリティサーバ間のネットワークセクションで「帯域幅が狭い」または「トラフィックが大きい」と認識された場合、ビジネスセキュリティクライアントがアップデートエージェントとして機能するように指定できます。アップデートエージェントを使用すると、コンポーネントのアップデート時にすべてのビジネスセキュリティクライアントがビジネスセキュリティサーバにアクセスする必要がなくなるため、ネットワーク帯域幅の消費量が減少します。ネットワークが場所によってセグメント化され、セグメント間のネットワークリンクのトラフィック負荷が大きいことが多い場合は、セグメントごとに1つ以上のビジネスセキュリティクライアントをアップデートエージェントとして機能させることをお勧めします。
アップデートエージェントのアップデートプロセスの説明を次に示します。
ビジネスセキュリティサーバはアップデートエージェントに新しいアップデートが利用可能になったことを通知します。
アップデートエージェントは最新のコンポーネントをビジネスセキュリティサーバからダウンロードします。
次に、ビジネスセキュリティサーバはビジネスセキュリティクライアントに最新のコンポーネントが利用可能になったことを通知します。
各ビジネスセキュリティクライアントは、アップデートエージェントオーダテーブルのコピーをロードして、適切なアップデート元を判定します。初期設定の場合、アップデートエージェントオーダテーブルでのアップデートエージェントの表示順序は、管理コンソール上で代替のアップデート元として追加された順序によって決定されます。各ビジネスセキュリティクライアントは、アップデート元を特定するまで、最初のエントリから1つずつテーブル内のエントリをチェックします。
特定するとビジネスセキュリティクライアントは、割り当てられたアップデートエージェントから最新のコンポーネントをダウンロードします。何らかの理由で割り当てられたアップデートエージェントを使用できない場合、ビジネスセキュリティクライアントは、ビジネスセキュリティサーバから最新のコンポーネントのダウンロードを試行します。