クライアント移動ツールを使用してビジネスセキュリティサーバ間でビジネスセキュリティクライアントを移動する

ビジネスセキュリティサーバ間でビジネスセキュリティクライアントを移動するときは、次のことに注意してください。

  • 以前のバージョンのビジネスセキュリティクライアントを最新バージョンのビジネスセキュリティサーバに移動すると、ビジネスセキュリティクライアントは自動的にアップグレードされます。

  • 最新バージョンのビジネスセキュリティクライアントを以前のバージョンのビジネスセキュリティサーバに移動すると、そのビジネスセキュリティクライアントを管理できなくなるため、この移動は行わないでください (ビジネスセキュリティクライアントは移動元のビジネスセキュリティサーバから登録解除されますが、新しいビジネスセキュリティサーバに登録できないため、いずれの管理コンソールにも表示されなくなります)。ビジネスセキュリティクライアントは最新バージョンを維持し、ダウングレードされません。

  • 移動元と移動先のビジネスセキュリティサーバの言語は同じである必要があります。

  • 移動先のビジネスセキュリティサーバのサーバ名とポート番号を記録します。サーバ名とポート番号は、ビジネスセキュリティサーバの [タスク] パネル上部にある [セキュリティ設定] 画面に表示されています。

  • 管理者アカウントでクライアントにログオンします。

  1. クライアントでコマンドプロンプトを開きます。
    注:

    コマンドプロンプトは管理者として開く必要があります。

  2. cd」と入力し、続けてビジネスセキュリティクライアントのインストールフォルダのパスを入力します。例を以下に示します。cd C:\Program Files\Trend Micro\Security Agent
  3. 次の構文を使用してクライアント移動ツールを実行します。 <実行可能ファイル名> -s <サーバ名> -p <サーバ待機ポート> -c <クライアント待機ポート>
    表 1. クライアント移動ツールのパラメータ

    パラメータ

    説明

    <実行可能ファイル名>

    IpXfer.exe

    <サーバ名>

    移動先ビジネスセキュリティサーバ (ビジネスセキュリティクライアントの転送先のサーバ) の名前

    <サーバ待機ポート>

    移動先ビジネスセキュリティサーバの待機ポート (信頼するポート) 番号

    <クライアント待機ポート>

    ビジネスセキュリティクライアントがサーバとの通信に使用するポート番号

    例:

    ipXfer.exe -s Server01 -p 8080 -c 21112

  4. ビジネスセキュリティクライアントの接続先が移動先のビジネスセキュリティサーバになっていることを確認するには、移動先のビジネスセキュリティサーバの管理コンソールを開き、セキュリティ設定のグループツリーに目的のビジネスセキュリティクライアントが表示されていることを確認します。
    注:

    セキュリティ設定のグループツリーにビジネスセキュリティクライアントが表示されない場合、サーバのマスターサービス (ofservice.exe) を再起動します。