ビジネスセキュリティサーバのIPv6の要件

ビジネスセキュリティサーバのIPv6の要件は次のとおりです。

  • Windows Server 2008/2012、SBS 2008/2011、7、8、およびVistaにインストールする必要があります。Windows XPまたはWindows Server/SBS 2003はIPv6アドレス指定を部分的にしかサポートしないため、これらのOSにはインストールできません。

  • IIS Webサーバを使用する必要があります。Apache WebサーバはIPv6アドレス指定をサポートしていません。

  • IPv4クライアントとIPv6クライアントを管理する場合は、サーバにIPv4アドレスとIPv6アドレスの両方を指定して、サーバをホスト名で識別する必要があります。サーバがIPv4アドレスで識別されている場合、IPv6シングルスタッククライアントはサーバに接続できません。IPv4シングルスタッククライアントがIPv6アドレスで識別されているサーバに接続する場合にも、同様の問題が発生します。

  • サーバがIPv6クライアントのみを管理する場合は、IPv6アドレスを使用することが最低要件となります。サーバはホスト名またはIPv6アドレスで識別できます。サーバがホスト名で識別されている場合は、完全修飾ドメイン名 (FQDN) を使用することをお勧めします。これは、IPv6シングルスタック環境では、WINSサーバがホスト名を対応するIPv6アドレスに変換できないためです。

  • pingnslookupコマンドなどを使用して、ホストマシンのIPv6またはIPv4アドレスを取得できることを確認します。

  • ビジネスセキュリティサーバをIPv6シングルスタックコンピュータにインストールする場合は、IPv4アドレスとIPv6アドレスを変換できるDeleGateなどのデュアルスタックプロキシサーバを設定します。プロキシサーバをビジネスセキュリティサーバとインターネットの間に設置して、トレンドマイクロがホストするサービス (たとえばアップデートサーバ、オンライン登録Webサイト、Trend Micro Smart Protection Networkなど) にサーバが正常に接続できるようにします。