送信先NATルールを追加する

送信先NAT (DNAT) は、パケットのIPヘッダに含まれる送信先アドレスを変換します。この変換の主な目的は、パブリックアドレス/ポートの送信先を含む受信パケットを、ネットワーク内部のプライベートIPアドレス/ポートにリダイレクトすることです。次の表に、DNATを使用する場合に必要な設定を示します。

  1. [ゲートウェイ] > (ゲートウェイ名) > [ネットワーク] > [NAT] > [追加] に移動します。
  2. NATタイプに基づいてNATの設定を行い、[適用] をクリックします。

    NATタイプ

    [送信先NAT] を選択して、IPパケットの転送時の設定を指定します。

    入口インタフェース

    リストから [すべて]、すなわち任意のL3インタフェースを選択します。このインタフェースは、ネットワークルータの外側からネットワーク内部の送信先に向けて発信されるネットワークトラフィックに対するインタフェースとして機能します。

    送信先IP変換

    次のオプションから選択します。

    • 入口インタフェースIPを使用する ― 変換に、指定されている入口インタフェースIPアドレス範囲を使用します。入口インタフェースIPアドレスを使用しない場合は、次に示すオプション ([仮想IPアドレスを使用する]) を使用してインタフェースを明示的に指定する必要があります。
    • 仮想IPアドレスを使用する ― ユーザが外部のIPアドレス範囲を指定すると、変換済みIPアドレス範囲が、開始IPアドレスに合わせて自動生成されます。マッピングは1対1で行われます。
    • ポート転送 ― [ポート転送] チェックボックスをオンにして、ポート転送を含む1対1の静的NATマッピングを指定します。このマッピングでは、外部IPアドレスは常にマッピング済みの同じIPアドレスに変換され、外部ポート番号も常にマッピング済みの同じポート番号に変換されます。[すべて]、[TCP]、[UDP] の中からプロトコルを選択してください。[すべて] はすべてのプロトコルを意味します。外部サービスポートの範囲を指定すると、開始ポートに合わせてマップ先ポートが自動生成されます。マッピングは1対1で行われます。

    説明

    用途や設定など、NATルールの特性がわかる説明を指定します。

    DNATの詳細オプション

    次に示す、より詳細な情報や一致条件を指定できます。

    • 送信元のIPアドレス範囲: 管理者が指定します。
    • 送信元ポート範囲: 管理者が指定します。
  3. [ネットワーク] > [NAT] で新しいルールがリストに追加されていることを確認します。