ICAPモードについて

Internet Content Adaptation Protocol (ICAP) は、HTTP要求/応答をサードパーティのプロセッサに転送し、結果を収集するよう設計されています。この配信モードでは、TMWSaaSオンプレミスゲートウェイはICAPサーバとして機能し、ICAP v1.0準拠のキャッシュサーバ (ゲートウェイのクライアントとして機能) からのICAP接続を受け入れます。

キャッシュサーバは、キャッシュされたコンテンツをローカルに配信することで、総帯域幅の要件を緩和し、遅延を軽減するのに役立ちます。キャッシュサーバで採用されている「1回の取得で複数件に対応」する方法により、TMWSaaSを通してウイルス検索などサードパーティアプリケーションとの統合が可能になります。TMWSaaSオンプレミスゲートウェイは、キャッシュサーバおよびエンドユーザクライアントに返されたすべてのコンテンツをスキャンして保護します。

注:

この配信モードではIPv6はサポートされていません。

ICAPモードで配信されるTMWSaaSオンプレミスゲートウェイでは、以下をサポートしていません。

  • HTTPS復号化

  • ボットネット検索

  • クラウドサービスフィルタ

  • アプリケーションカテゴリベースのトラフィック制御

  • 帯域幅制御

  • キャプティブポータルおよび透過認証

以下のネットワークトポロジ図は、ICAPモードでTMWSaaSオンプレミスゲートウェイのパフォーマンスを最大化する方法の例を示しています。