適用エージェントの設定とダウンロード

TMWSaaS適用エージェントをクライアントマシンにインストールすることで、PACファイルの適用およびサポートされるブラウザへのTMWSaaS証明書の配信を行うことができます。

インストール前に、TMWSaaS管理コンソールで適用エージェントの設定と適用エージェントのインストールパッケージのダウンロードを行います。

  1. [管理] > [サービス配信] > [適用エージェント]に移動します。
  2. [適用エージェント] ページの [エージェント設定のカスタマイズ] で次の項目を設定します。

    項目

    詳細

    エージェントプラットフォーム

    [Windows] または [macOS] をクリックして、エージェントをインストールするオペレーティングシステムを指定します。

    エージェントのトレイアイコン

    この設定は、初期設定では有効になっています。この設定を無効にするには、[エージェントのトレイアイコン] チェックボックスをオフにします。

    有効になっている場合、コンピュータのシステムトレイにエージェントアイコンが表示されます。

    • Windows

    • macOS

    エージェントのトレイアイコンでは次のタスクを実行できます。

    • エージェントを一時的に無効にする

      エージェントを一時的に無効にするにはアクセスキーが必要です。アクセスキーは、管理コンソールの [適用エージェント] 画面の下部にある [エージェントの無効化] セクションから生成できます。

    • プロキシのステータスを表示する

      [ステータス] ウィンドウには、適用エージェントのバージョン番号、ユーザのログオン情報、およびPACファイルの名前が表示されます。

      注:

      ユーザのログオン情報とPACファイルの名前が表示されるのは、Windowsエンドポイントのみです。

    ログアウトボタンの表示

    この設定が有効な場合は、ユーザが適用エージェントをダウンロードしてインストールし、ログオンすると、適用エージェントに [ログアウト] ボタンが表示されます。

    この設定が無効な場合は、ユーザが適用エージェントをダウンロードしてインストールし、ログオンしても、適用エージェントに [ログアウト] ボタンは表示されません。

    この設定は、初期設定では有効になっています。

    注:

    この設定は、Windowsエンドポイントでのみ使用できます。

    適用エージェントをすでにインストールしている場合は、TMWSaaS管理コンソールでこの設定を変更することができません。

    適用エージェントをダウンロードしてインストールしたユーザがログオンしなかった場合は、[ログアウト] ボタンが表示されたままになります。

    禁止ブラウザ

    初期設定では、禁止されているブラウザはありません。

    コンピュータに複数のブラウザをインストールしているユーザがいる場合に、特定のブラウザの使用を禁止するには、該当するブラウザのメインの実行可能ファイルのファイル名を指定します。.exeなどのファイル拡張子は省略できます。複数のエントリはカンマで区切ります。

    禁止するブラウザの名前には、そのブラウザのメインの実行可能プログラムの正式なファイル名を指定する必要があります。正式なファイル名を特定するには、次のいずれかを実行します。

    • Windowsコンピュータの場合は、ブラウザのインストールフォルダを開き、メインの実行可能ファイルを右クリックして [プロパティ] をクリックします。たとえば、Firefoxのファイル名は「firefox」、Operaのファイル名は「launcher」です。

    • macOSコンピュータの場合は、[ユーティリティ] > [アクティビティモニタ] の順に選択し、ブラウザのプロセス名を探します。たとえば、Chromeのプロセス名は「Google Chrome」です。

    エージェントのアンインストールパスワード

    TMWSaaSでは、権限がないユーザによってエージェントがアンインストールされないようにパスワードを設定する必要があります。パスワードが参照用にプレーンテキストで表示されます。

    ヒント:

    適用エージェントがアンインストールされないように、推測しにくい複雑なパスワードを使用することをお勧めします。

    ホストされるPACファイル

    リストからPACファイルを選択します。

    TMWSaaSには、WindowsおよびmacOSで使用する初期設定のPACファイルが用意されています。[PACファイル] 画面ですでに作成済みのPACファイルもリストに表示されます。PACファイルの詳細については、PACファイルを参照してください。

    プロキシポート

    ローカルのプロキシポート番号を指定します。

    注:

    初期設定値は8080です。

    プロキシポートは、Windowsエンドポイントでのみ使用できます。

  3. [エージェントインストーラのダウンロード] で、エージェントをインストールするOSのボタンをクリックします。

    エージェントのインストールパッケージがダウンロードされます。エージェントのインストールと配信については、適用エージェントの配信を参照してください。

  4. [エージェントの無効化] セクションで、クライアントコンピュータのエージェントを一時的に無効にするためのアクセスキーを生成します。
    1. [アクセスキーの作成] をクリックします。
    2. [有効期限] 領域で、カレンダーボタンをクリックして日付を指定し、[生成] をクリックします。
      注:

      コンピュータ上のアクセスキーは、コンピュータのシステム時刻に従って、選択した日の23:59に期限切れになります。

    3. 再表示された [エージェントアクセスキー] 領域で、生成されたアクセスキーを確認します。
    4. アクセスキーを記録して、エージェントを一時的に無効にする必要のあるユーザに提供します。