隔離通知は、[エンドユーザメール隔離設定] 画面で "表示" のアクセス許可が割り当てられている受信メールメッセージに対してのみ使用できます。
隔離通知は、一時的に隔離したメールメッセージをエンドユーザに通知するためにTrend Micro Email Securityから送信されるメールメッセージです。通知には、各エンドユーザの隔離されたメールメッセージが最大100件表示されます。
[通知設定] 画面で通知のルールとテンプレートをカスタマイズできます。通知には次の情報が含まれます。
隔離されたメッセージにエンドユーザコンソールからアクセスするためのリンク
前回の通知の送信後に隔離された新しいメールメッセージの数
隔離された新しいメールメッセージの要約
隔離済み: メールメッセージが隔離された日時
送信者: メールメッセージの送信者アドレス
受信者: メールメッセージの受信者アドレス
件名: メールの件名
メッセージの管理: [配信]、[配信して送信者を承認]、[送信者をブロック]、[送信者ドメインを承認]、[送信者ドメインをブロック] など、隔離されたメッセージに対して処理を適用するためにユーザがクリックできるリンク。
インライン処理のリンクは、通知テンプレートで [インライン処理] を有効にした場合のみ表示されます。
通知に含まれる隔離されたメッセージごとに、異なるインライン処理が使用されている場合があります。隔離された各メッセージに使用できるインライン処理は、次の設定によって決まります。
[隔離] > [エンドユーザメール隔離設定] 画面で設定された隔離済みメッセージのアクセス許可
詳細については、エンドユーザメール隔離設定を参照してください。
通知テンプレートでのインライン処理の設定
詳細については、通知テンプレートの追加と編集を参照してください。
インライン処理が有効になると、通知を受信したユーザであれば誰でも、隔離されたメッセージに対して処理を行うことができます。そのため、管理者は、通知を転送しないように受信者に注意を促す必要があります。
エンドユーザアカウントで複数のアカウントを管理している場合、管理対象アカウントの通知がTrend Micro Email Securityから次の表に示すように送信されます。
管理対象アカウントのソース |
条件 |
通知の受信者 |
---|---|---|
ディレクトリから同期されたエイリアス |
エンドユーザが持っているメールアドレスが1つのみ |
メールアドレス |
エンドユーザはメールアドレスを持っているが、プライマリメールエイリアスを設定していない |
各メールエイリアス |
|
エンドユーザはメールエイリアスを持っていて、プライマリメールエイリアスを設定している |
プライマリメールエイリアス |
|
手動で追加されたアカウント |
エンドユーザはプライマリアカウントを設定していない |
メールアドレス |
エンドユーザはプライマリアカウントを設定している |
プライマリアカウント |
「管理対象アカウントのソース」の詳細については、エンドユーザ管理のローカルアカウントでのログオンの設定を参照してください。