IPレピュテーションの評価順序

メッセージ送信者のIPアドレスに対して、IPレピュテーションフィルタが実行されます。IPアドレスの評価は、最初に一致するものが見つかった時点で終了します。

承認済みの送信者のIPアドレスから送信されたメッセージには、MTA接続レベルのIPレピュテーションフィルタは適用されません。ブロック対象の送信者のIPアドレスから送信されたメッセージはブロックされます。

評価は次の順序で行われます。

  1. IPアドレス

    1. [承認済みIPアドレス] リスト

    2. [ブロック済みIPアドレス] リスト

  2. 国/地域

    1. [承認済み国/地域] リスト

    2. [ブロック済み国/地域] リスト

  3. IPレピュテーション設定のEmerging Threat List (ETL)

  4. IPレピュテーション設定の既知のスパムメール送信元 (KSS)

  5. IPレピュテーション設定のDynamic User List (DUL)

  6. IPレピュテーション設定のQuick IP List (QIL)

[承認済みIPアドレス] リストに追加したIPアドレスは、[ブロック済みIPアドレス] リストのCIDRブロックに含まれていてもブロックされません。また、スタンダードIPレピュテーションデータベースの [既知のスパムメール送信元] リストに含まれている場合もブロックされません。

重要:

IPレピュテーションフィルタでは、IPアドレスのデータだけを使用してメッセージをフィルタします。送信者のメールアドレスおよびドメインを使用して受信メッセージをフィルタすることもできます。承認済み送信者には、MTA接続レベルのIPレピュテーションフィルタは適用されません。

送信者フィルタの管理を参照してください。