検索除外リスト

Trend Micro Email Securityでは、さまざまな種類の検索除外を設定できます。メールメッセージが下記の条件を満たす場合、Trend Micro Email Securityが検索除外を実行し、指定された処理を行います。

  • 圧縮ファイルに含まれるファイルの数が353を超えています。

  • 圧縮ファイルの解凍比率が100を超えています。

    注:

    解凍比率は、解凍されたファイルのサイズと元の圧縮サイズの比率を指します。たとえば、1 MBの圧縮ファイルの場合、解凍されたファイルのサイズが100 MBであれば、比率は100対1になり、100に相当します。

  • 圧縮ファイルのレイヤ数が20を超えています。

    Trend Micro Email Securityは、圧縮ファイルの最大20のレイヤで再帰的に不正プログラムを検索します。

  • 1つの解凍済みファイルのサイズが60 MBを超えています。

  • バージョン2007以降のOfficeファイルに353個を超える下位ファイルが含まれています。

    注:

    バージョン2007以降のOfficeファイルは、実際にはXMLファイルのzipアーカイブです。そのため、Trend Micro Email SecurityではOfficeファイルを圧縮ファイルとして扱い、そのOfficeファイルが353個を超えるファイルで構成されている場合、除外を実行します。

  • バージョン2007以降のOfficeファイルに、解凍比率が100を超える下位ファイルが含まれています。

  • メッセージの形式に不正があります。

  • 仮想アナライザによる検索から除外されました。

    考えられるシナリオ:

    • クラウドサンドボックス分析がタイムアウトになりました。

    • クラウドサンドボックスに接続できません。

    • 使用可能なサンドボックスイメージでは、このファイル形式はサポートされません。

    • 展開またはダウンロードされたファイルのサイズが制限を超えています。

    • このURLにアクセスできません。

    • このURLは無効です。

  • 仮想アナライザへの送信割り当てから除外されました。

注:

仮想アナライザの検索除外と送信割り当ての除外は、受信保護設定でのみ利用できます。

これらの設定は、Trend Micro Email Security Standardライセンスには含まれていません。日本ではTrend Micro Email Security Standardは提供されません。

各ライセンスバージョンの詳細については、使用可能なライセンスバージョンを参照してください。