Trend Micro Email Securityの注意事項・トラブルシュート情報につきましては、こちらもあわせてご参照ください。
質問 | 回答 |
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Trend Micro Email Securityとは何ですか。 |
Trend Micro Email Securityでは、ITスタッフによるメンテナンスを必要とせずに常に最新のメールセキュリティを提供し、スパムメールやウイルス、およびその他の不正プログラムがネットワークに侵入するのを防ぐことができます。 Trend Micro Email Securityは、組織の規模に関係なく効果を発揮するクラウド型サービスです。ハードウェア、ソフトウェア、およびメッセージングに関する専門知識を活用して、スパムメール、ウイルス、ワーム、トロイの木馬、フィッシング (なりすまし犯罪) などの攻撃をメールメッセージから駆除します。駆除が実施されたクリーンなメールメッセージは、お客さまのMTAに直接送られ、最終的にエンドユーザに配信されます。またTrend Micro Email Securityでは、LDAPディレクトリを使用してバックスキャッタ (アウトスキャッタ) スパムメールおよびディレクトリハーベスト攻撃 (DHA) を防止することもできます。 |
Trend Micro Email Securityにはどのような利点がありますか。 |
Trend Micro Email Securityはクラウド型サービスであるため、攻撃がネットワークに到達する前に阻止することが可能です。スパムメール、ウイルス、ワーム、トロイの木馬、およびその他の不正プログラムの阻止に加えて、Trend Micro Email Securityは次のような攻撃からネットワークを保護します。
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アップグレードするにはどうすればいいですか。 |
Trend Micro Email Securityは、クラウド型サービスであるため、新たにハードウェアやソフトウェアを購入する必要はありません。このサービスは、セキュリティの専門家によって管理されるため、複雑なメールセキュリティシステムをインストール、管理、および微調整するITスタッフの負担が軽減されます。 |
メールメッセージの配信は遅くなりますか。 |
各メッセージの処理に要する時間はミリ秒の単位です。メッセージの配信遅延はごくわずかなため、エンドユーザがその遅れに気付くことはありません。 |
Trend Micro Email Securityは機密性がありますか。メールが第三者の目に触れる可能性はありますか。 |
すべてのメッセージは自動的かつ透過的に処理されます。受信前のメッセージについては、送信元のIP評価に基づいて適宜ブロックされ、また受信後のメッセージについても、複数層のスパムメールおよびウイルスフィルタシステムを通して処理されるため、人が介在することはありません。お客さまのMTAが使用不能にならない限り、メッセージが保存されることはありません。 |
Webコンソールへアクセスするために必要なものは何ですか。 |
このサービスを使用するために必要なものは、既存のインターネットゲートウェイまたはワークグループのメール接続と、オンラインレポートと管理者のコンソールにアクセスするためのWebブラウザだけです。 Trend Micro Licensing Management Platformを使用してコンソールにアクセスする場合、Webアドレスおよびアカウント情報が必要です。 |
Trend Micro Email Securityの使用を開始するにはどうすればいいですか。 |
Trend Micro Email Securityの使用を開始するには次の操作を実行してください。
詳細については、Trend Micro Email Securityの使用開始を参照してください。 |
Mail eXchange (MX) レコードをリダイレクトするにはどうすればいいですか。 |
MXレコードをリダイレクトする前に、Trend Micro Email Securityにドメインが追加されて設定されていることを確認してください。 MXレコードをリダイレクトするには
MXレコードの変更後は、Trend Micro Email Securityがお客さまのドメインに対するメッセージのエントリポイントになります。DNSレコードの変更が有効になると (最大48時間)、受信メールのすべてのトラフィックがTrend Micro Email Securityでルーティングされます。 ヒント:
変更が有効になった後に、Yahoo!メール、Gmailなどの別のメールサービスプロバイダからお客さまのドメインの受信者にメッセージを送信してメッセージのルーティングをテストしてください。そのメールサービスプロバイダからメッセージを受信すれば、MXレコードは正しく構成されています。 |
Trend Micro Email SecurityのMXレコードのホスト名はどこで確認できますか。 |
MXレコードは、お客さまのドメインに送信されるすべてのメールメッセージのルーティングを決定します。 トレンドマイクロから送信されるTrend Micro Email Securityの登録完了メールメッセージに、MXレコードのリダイレクト先に関する情報が記載されています。 |
サービスからのメールメッセージを受け取るにはどうすればいいですか。 |
サービスによって処理されたメールメッセージを受信できるようにするには、次のいずれかの方法に従ってください。
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メールアドレス数を制限してTrend Micro Email Securityを試すことはできますか。 |
はい。 ヒント:
トレンドマイクロでは、テストドメインを使用することをお勧めしています。テストドメインを使用することで、サービスを体験したり、さまざまなタイプのユーザに対してどのように機能するかをテストしたりできます。 |
Trend Micro Email Securityがメールメッセージを保存またはアーカイブすることはありますか。 |
Trend Micro Email Securityの初期設定では、メールメッセージの保存またはアーカイブは実行されません。すべてのメッセージが処理され、すぐにお客さまのMTAに転送されます。メッセージは、お客さまのMTAが使用不能にならない限り、スプールも保存もされません。ただし、スパムメールなどのメッセージを隔離するポリシーを作成すると、これらのメールメッセージは最大30日間トレンドマイクロのデータセンターに保存されます。 Trend Micro Email Securityは、不達メール継続管理を実装することで、メールサーバの停止中でもメールをほぼ支障なく利用できる代替のメールシステムとなります。この不達メール継続管理は初期設定で有効になっています。サーバが停止した場合、Trend Micro Email Securityには受信メールメッセージが10日間保持されます。10日以内にメールサーバがオンラインに戻れば、それらのメッセージはメールサーバに再送されます。 |
エンドユーザコンソールのパスワードを再設定または再送信するにはどうすればいいですか。 |
パスワードをなくしたり思い出せなくなったりした場合、ユーザはTrend Micro Email Securityエンドユーザコンソールのログオン画面にアクセスし、[パスワードをお忘れの場合] をクリックして、パスワードを再設定できます。 管理者がエンドユーザのパスワードを再設定する必要はありません。 |
MTAが使用不能になった場合、サービスはどうなりますか。 |
お客さまのMTAが何らかの原因で使用不能になった場合は、最大10日間またはサーバがオンラインに復帰するまで、メッセージストリームは自動的にキューに入れられます。 ハードウェアまたはソフトウェアの障害、停電、ネットワーク障害、または単純な人為的ミスが原因で貴重なメールメッセージが失われることはありません。 |
送信メールはどこに転送されますか。 |
初期設定では、お客さまの送信メールメッセージは、現在と同様に、直接お客さまのMTAで処理されて他のネットワークに転送されます。ただし、Trend Micro Email Security(製品版) では、送信メールトラフィックをTrend Micro Email Securityサービス経由でリダイレクトすることもできます。 送信フィルタの選択: 送信フィルタの使用を選択した場合、Trend Micro Email Securityをアクティベートする際にどのMTAに送信メッセージが送信されるかが通知されます。 送信フィルタを有効にする手順については、ドメインの設定を参照してください。 |
ライセンスの有効期限が切れるとどうなりますか。 |
ライセンスの有効期限が切れると、ただちに更新猶予期間が開始します。この期間内は、サービスを引き続き利用できます。ただし、猶予期間が終了すると、サービスが停止され、お客さまのデータは完全に削除されます。メールサービスが中断するのを防ぐには、ライセンスの有効期限が過ぎる前に更新してください。 |
Trend Micro Email Securityでは、どのようにしてTransport Layer Security (TLS) プロトコルを実装しますか。 |
Trend Micro Email Securityは、便宜的なTransport Layer Security (TLS) モードに設定されています。このモードでは、送受信を行うMTAがTLSモードでのSMTPトランザクションの実行に対応しているどうかを、MTAサーバが最初に確認します。対応している場合、すべてのセッションとプロセスがTLSモードで実行されます。 |