ビジネスメール詐欺の基準の設定

BECの基準を設定することにより、BECのメールメッセージを検出して処理を実行することができます。

  1. [ビジネスメール詐欺 (BEC)] を選択します。
  2. [高プロファイルユーザ] をクリックして、高プロファイルユーザを検出および分類対象に追加できます。
    注:

    高プロファイルユーザをグローバルBEC設定として追加すると、Trend Micro Email Securityはそれらのユーザが送信元とされる受信メールのメッセージをチェックし、詐欺をチェックするための基準を適用して偽造されたメッセージを識別します。

    高プロファイルユーザに関する詳細については、高プロファイルユーザの設定を参照してください。

  3. このルールを適用するメールメッセージのタイプを選択します。
    • スパムメール対策エンジンでBEC攻撃として検出: スパムメール対策エンジンでBEC攻撃と確認されたメールメッセージにこのルールを適用します。

    • ライティングスタイル分析でBEC攻撃として検出: ライティングスタイル分析でBEC攻撃と確認されたメールメッセージにこのルールを適用します。

      この技術は、偽装される可能性がある人物のメールメッセージを検索し、その特有のライティングスタイルを学習して、ライティングスタイルモデルを生成します。このライティングスタイルモデルは、個人のメールメッセージの文体を一意に識別する技術が自動で学習した、文体の特徴の集まりです。Cloud App Securityで学習されたライティングスタイルモデルを利用し、偽装される可能性がある人物からの受信メールメッセージをモデルと比較することで、BEC攻撃を識別します。

      高プロファイルユーザのライティングスタイルモデルを分析に利用するため、Trend Micro Email Securityは5分ごとに予約タスクを実行し、Cloud App Securityで学習されたライティングスタイルモデルのステータスを同期します。

      注:

      これらの設定は、Trend Micro Email Security Standardライセンスには含まれていません。日本ではTrend Micro Email Security Standardは提供されません。

      各ライセンスバージョンの詳細については、使用可能なライセンスバージョンを参照してください。

      注:

      このリリースのライティングスタイル分析は、英語、日本語、ドイツ語、フランス語、スペイン語、スウェーデン語、デンマーク語、ノルウェー語、フィンランド語、およびブラジルポルトガル語で作成されたメールメッセージに適用されます。

      ライティングスタイル分析を使用にするには、Cloud App Securityの契約が必要です。

    • スパムメール対策エンジンでBEC攻撃の可能性ありと判定: スパムメール対策エンジンでBEC攻撃が疑われたメールメッセージにこのルールを適用します。